撮影月時別表示と地図上での撮影場所の表示が
できるようになった「Albumアプリ」
これまでのXperiaシリーズでは、写真の閲覧はAndroid標準の「ギャラリー」から行なっていましたが、Xperia GXとSXからは、ソニー独自の「Albumアプリ」がプリインされています。この「Albumアプリ」は、写真が撮影された月ごとにアルバムを分けて表示してくれたり、撮影の際にGPSが有効になっていれば、どこで撮影された写真なのかをマップ上に示してくれる機能があります。カメラが自慢のXperiaが、この新しい「Albumアプリ」で、さらに機能アップを果たしています。
ムービーファイルも一括管理できる
代表画像が自動で大きく表示される、新しい「Albumアプリ」。右写真の再生マークが付いたファイルのように、ムービーデータも一括で管理することができます。
撮影した場所をマップで確認できる機能が面白い!
旅行先で撮った写真の整理に使えるのが、どこで撮影したのかをマップ上に示してくれる機能です。地図上の吹き出しをタップすれば、画面下に写真のプレビューが表示されます。また、写真下右のように、Google Picasa WebやFacebookのアルバムにアップしてある写真とも同期することができる「オンライン」機能も備えています。
高画質ビデオ再生が可能な多機能「ムービーアプリ」!
ハリウッドメジャーのヒット作や、話題の邦画、アニメ作品を購入したりレンタルできるのがソニーの「Video Unlimited」。Xperia acro HDの発売の頃に始まったサービスですが、これにアクセスできるのが、なんといってもXperiaシリーズの強みです。
この「Video Unlimited」など、ネットからダウンロードしたムービーの再生には、フルHDの高画質ムービーにも対応した「ムービーアプリ」が使用できます。Gracenote社のメディア情報データベースと連携し、映画であれば、ジャンルや公開日、ストーリー、出演者など、ムービーの詳細情報が表示できます。
「Video Unlimited」はソニー製品購入者だけの特権!
ソニーの「Video Unlimited」は、Xperiaをはじめとして、ソニー製の家電製品でも共通のアカウントで視聴することが可能です。Xperia GX/SXともに「Video Unlimited」用アプリがプリインストールされています。
メディア情報もネットで取得できる「ムービーアプリ」
ムービーの再生中、ホームキーやメニューキーが邪魔なときは、画面右上に表示される「フルスクリーンボタン」を押せば、全画面で再生することもできます。
【総評】マルチメディア系コンテンツなら
新しいXperiaの2機種におまかせ!
ホーム画面のインターフェースや壁紙の種類などが、春モデルのXperia acro HDやNXと大きく変わっていないため、中身の機能もさほど変わっていないのでは……? と思いながら触ってみたXperia GXとSXでしたが、細かい部分で確実に使いやすく進化していることを確認できました。特に「WALKMANアプリ」のマニュアルイコライザー機能と「Albumアプリ」のマップ表示機能は、かなりのお気に入りです。
基本のコンセプトは伝統のXperiaシリーズを踏襲しながらも、細かい機能で新しいチャレンジを感じさせてくれるXperiaの2機種は、2012夏モデルの中でも相当の注目を浴びそうです。