使う人への思いやりがいっぱい
REGZA Phoneで注目したいのが、日常の使い勝手のよさ。とくに便利と感じたのが以下の5個の機能だ。
読み物をする際などに重宝する「持ってる間ON」。同機能をオンにすると、REGZA Phoneを手に持って使っている間は、画面の自動消灯時間が経過しても画面が点灯したままになり、イライラしない。「持ってる間ON」がオンになっているかどうかを上部アイコンで確認できるのも分かりやすい。
また、机の上に置いたときなど、REGZA Phoneを使わないときにスグに自動で画面を消してくれるのが「水平時すぐにロック」。そのつど手動で画面を消灯する手間が省け、節電にもつながる。
よくゴロ寝でウェブなどを見る人は「戻ってシェイク」を覚えておくと便利。画面が勝手に回転してしまった直後に、REGZA Phoneを2回以上振ると画面を元の向きに戻せるのだ。同機能は自動的に解除されるので使うのもラクだ。
他人に覗かれたくないアプリは「マイロック」というアプリで、個別にロックしておくと安心できる。ロック解除の認証を指紋で行なうように設定しておけば、他人に覗かれる心配はない。
楽しいのが「オリジナル手書きフォント」。画面の指示に従い10文字手書きするだけで、直筆をフォントとして利用できる。手書きフォントは3種類まで保存可能で、OSの再起動なしに、いつでも手軽に切り替えられる。
REGZA Phoneは強靱に生まれ変わった!
オススメできるスマホに成長!
今回触ったのは評価機だったが、REGZA Phoneの名誉のために付け加えておくと、世間で揶揄されているような不審な挙動は、テストをしている範囲内では1度も見られなかった。唯一気になったのは、前述のようにムチャをすると本体が熱くなった点ぐらいだが、これはスマホ共通だろう。
欲を言うと、せっかくの指紋センサーをもっと活用したいところだ。画面ロック解除や本人認証に加え、ランチャー起動やメニュー選択、ブラウザースクロールなどもできれば、それだけでも即買いしたくなる。ともあれ、いわゆる「地雷機種」として避けるどころか、購入時の選択肢に入れることができるスマホに成長した点をとくに評価したい。
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