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5千円vs2万円対決!iPhoneオーディオどっちを買うべき?

2012年08月18日 12時00分更新

文● 四本淑三

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本体でかい!しゃべる!声がなんかエロい!
BIG JAMBOX

 箱から出してみると、いやBIG JAMBOXは確かにでかい。全体的には当たり前の小型卓上スピーカーサイズとはいえ、今までが小さかったので面食らいます。ただ、機能的には、従来のJAMBOXのものをそのまま受け継ぎ、若干の追加を行なったものです。

BIG JAMBOXのサイズは幅256×高さ93×奥行き80mm、重さは1270g。それに対して大きくないJAMBOXは、幅151×高さ57×奥行き40mm、重さは327g。おおよそ1辺が倍になり、重さも4倍になった計算

 まずこのスピーカーはしゃべります。動作インジケーターの代わりに「JAMBOXはペアリングモードです。デバイスの接続を待っています」「バッテリーの充電量は約3/4です」などと言います。そして電話の着信があれば、相手の番号を読み上げたりもします。

 それに応じて電話に出れば、呼びかけられたスピーカーに向かってしゃべることになるわけですから、なんとなくテーブルの上のお話相手というか、アシスタントロボを一個買ってきたような気分になれる。その未来感からメーカーが「スマートスピーカー」と呼ばせたくなる気持ちも分かります。

 そしてスピーカーのくせに、公式サイトにつないでデータを入れ替え「アップデート」できます。それでしゃべる言語やキャラクター(エロい英語のお姉さんとか)を選べたり、機能の追加や設定の変更ができるようになっています。

上下をラバーが覆っていたJAMBOXに対し、左右側面以外は金属メッシュが包むBIG JAMBOX。ホワイトウェーブ(白)、グラファイトヘックス(濃いグレー)、レッドドット(赤。今回の試聴機です)の3色から選べます


iPhoneとiPadを自動で切り替え「マルチA2DP」が便利!

 通常のJAMBOXもそこまでは同じ。BIGに独自機能として追加されたのが「マルチA2DP」と呼ばれるもの。これはオーディオ出力用のBluetooth機器を、同時に2台接続できるという機能です。通話用と音楽再生用を別々の端末に設定する、いわゆる「マルチポイント」接続とは違います。

 たとえばiPhoneで音楽を聴いていて、次にiPadでYouTubeの音声を聞きたいと思ったら、まずiPhoneのBluetooth設定を切らないとiPadは接続できなかった。その必要をなくしたのがマルチA2DPです。iPhoneの再生中に、iPadの再生を始めれば、自動的にiPhoneの再生が止まってiPadの音が鳴り出す。これは地味に便利。

アルファベットで何か書いてあるわけではなく、これが操作ボタン。左から通話、再生/一時停止、曲戻し/送り、音量ダウン、音量アップ。新たに追加された(JAMBOXにはない)曲戻し/送りボタンでは、mini Boomboxと同様、Radikoの選局操作も可能に

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