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「OS X Mountain Lion」最新機能レポート 第3回

OS X Mountain Lionで真価を発揮する「Documents in the Cloud」

2012年08月09日 10時00分更新

文● 海上忍

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プレゼンに役立つか? 「AirPlayミラーリング」

 これまでiOS 5ベースのiPhone 4Sおよび新iPad(第3世代)のみ可能だった「AirPlayミラーリング」もサポートされた(関連記事)。これで、OS Xのデスクトップがほぼリアルタイムに、「Apple TV」へと送信できるようになった。対応する解像度は最大1080p(1920×1080ピクセル)、いわゆるフルHD対応の薄型テレビの解像度に合わせ、ドット・バイ・ドットでOS Xのデスクトップを表示できるのだ。

「Apple TV」

 なお、すべての環境でこの新機能を利用できるわけではなく、同機能に対応するMacは2011年以降発売のモデルに限定される。これは、OS X側の画面をH.264リアルタイムエンコードする必要性からと考えられ、ハードウェアビデオエンコーディングをサポートした「QuickTime Player X」の適合機種とピタリ符号することからも、インテルの「インテル クイック・シンク・ビデオ」(Intel Quick Sync Video)に対応したCPUを搭載するマシンが動作条件と言い換えることができそうだ。

 AirPlayミラーリングの設定には、システム環境設定「ディスプレイ」ペインを利用する。これまで「メニューバーにディスプレイを表示」チェックボックスがあった位置に、AirPlayミラーリングの項目が置かれ、周囲に1080p対応のApple TV(第3世代)がある場合にのみ設定可能になる。

システム環境設定「ディスプレイ」ペイン

1080p対応の「Apple TV」(第3世代)が検出されると、AirPlayミラーリングの出力先として選択できるようになる

AirPlayミラーリング有効時は、メニューバーにステータス確認用のボタンを表示させることも可能


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