ナナオは7日、長時間作業時の目の疲れを軽減する機能や、各種省電力機能を搭載した液晶ディスプレー「FlexScan EV」シリーズ5機種を発表した。価格は全機種オープンプライス。
発表された新製品は、27型が2560×1440ドットの「EV2736W-FS」1機種、24.1型は1920×1200ドットの「EV2436W-FS」「EV2416W-FS」の2機種、23型は1920×1080ドットの「EV2436W-FS」「EV2416W-FS」2機種となっている。24.1型と23型は、IPS液晶パネルを採用する製品(型番が36W)と、TN液晶パネルを採用する製品(型番が16W)がラインナップされる。27型はIPS液晶パネルのみ。パネルはすべてノングレアタイプである。本体色はブラックと「セレーングレイ」(やや灰色がかった白)の2色。
新製品では、ほとんどの人は感じないLEDバックライトのちらつきを、バックライトの点滅制御を改良して軽減する「EyeCare調光」機能を搭載。ちらつきが気になる敏感な人でも、目が疲れにくい表示を実現している。また、色温度が低めの表示モード「Paperモード」を備え、このモードであればLEDバックライトから発生する、いわゆる「ブルーライト」を軽減できるという。
省電力機能も重視している。内蔵センサーにより周囲の明るさを検知して、バックライトを制御する「Auto EcoView」、人感センサーにより、離席を検知したら画面をオフにする「EcoView Sense」などを搭載。さらに24.1型と23型には、入力される映像を解析して、暗い画像ならバックライトを暗くすると同時に、映像内で明るく表現する部分は明るくして表示するという「EcoView Optimizer 2」機能も搭載する。24.1型IPS製品の「EV2436W-FS」の場合、標準消費電力で19W、節電時や待機時は0.3W以下、最大消費電力は60Wとされている。
映像入力端子は、24.1型と23型がDVI-DとDisplayPort、アナログRGB(D-Sub 15ピン)を装備。27型はDVI-DとDisplayPortのみ。
スタンド機構の可動範囲も広く、IPS液晶パネル搭載モデルの場合、上30度のチルト、水平344度のスイーベルのほか、最大195mmの上下位置調整や縦90度回転のピボット機能も備える(TN液晶パネルモデルは縦回転不可)。
発売予定日と同社直販サイトでの販売価格は以下のとおり。
サイズ・解像度 | 直販サイト価格 | 発売日 | |
---|---|---|---|
EV2736W-FS | 27型 2560×1440ドット | 8万9800円 | 10月31日 |
EV2436W-FS | 24.1型 1920×1200ドット | 5万4800円 | 8月22日 |
EV2416W-FS | 4万2800円 | 8月22日 | |
EV2336W-FS | 23型 1920×1080ドット | 3万7800円 | 9月14日 |
EV2316W-FS | 3万2800円 | 9月14日 |