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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第1回

何でも見られる神ビューアー「GoodReader」を徹底解説

2012年08月16日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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タップゾーンを覚えてPDFファイルを快適に閲覧する

 PDFファイルを閲覧する際の操作方法を紹介しよう。基本的には、ほかのファイル形式でも共通する操作は多いのだが、やはりPDF閲覧機能が一番充実している。

 「GoodReader」の閲覧画面は、各メニューだけでなくタッチするエリアによって機能が割り振られている。このエリアを「タップゾーン(tap zone)」と呼ぶ。例えば「↑」のエリアをタップすればページ戻り、「↓」をタップすればページ送りになる。画面を拡大表示している時に左上と右下のエリアをタップすると、スクロールしながら折り返して表示する。ページの角に飛びたいときに直感的に利用できる。

「Help」をタップし→「Show tap zones」をタップするとタップゾーンを表示できる

左右のタップゾーンをタップすると、左右どちらかにスクロールする

ページ操作はフリックや画面下のゲージをドラッグ
ページ数の直接入力も可能

 ページ送り、ページ戻りは一般的なフリック操作でも行なえる。ページ数が多い場合は、画面下のゲージをドラッグして、一気に飛ぶこともできる。ドラッグ中はページ数がポップアップ表示されるものの、数百ページの中から目的のページぴったりに合わせるのは難しい。通常は近いページを表示し、タップでページを移動すればいい。それが面倒なら、虫眼鏡アイコンをタップしてから「GoTo Page」をタップし、ページ数を直接入力すればいい。もし、PDFファイルに目次が収録されているなら、それを利用することも可能だ。

画面左下をタップもしくは、下にスクロールすると次ページを表示する。画面はエプソン製複合機のマニュアルPDF

ゲージを動かして、目当ての場所を表示する

「GoTo Page」をタップして、表示したいページ数を入力する

リンクが有効な目次ページが含まれているなら、項目をタップすることで簡単に移動できる

PDFのページをトリミングして表示する

 「GoodReader」でユニークなのがトリミング機能だ。表示するエリアを指定し、その部分を全画面表示できるもの。資料の余白が広いためにページを拡大表示する場合、スクロールするのに手間がかかる。しかし、トリミングなら表示したいエリアが最初から全画面表示されるので、ページをめくるのも簡単なのだ。例えば、筆者が単行本の構成を行なう場合、各見開きの見出し周りをまとめてチェックする際、そこだけをトリミングしておけば、次々とページをめくって確認できるのだ。

トリミングボタンをタップ

表示エリアを指定して「DONE」をタップする

指定部分のみが表示される。異なるページを開いても、同じ設定のままだ

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