このページの本文へ

柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第1回

何でも見られる神ビューアー「GoodReader」を徹底解説

2012年08月16日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ネットワークドライブに登録してフォルダーごとコピーする

 複数ファイルやフォルダーごと転送したい場合は、表示されているIPアドレスをネットワークフォルダーとして割り当てる裏技がある。エクスプローラの「ネットワークドライブの割り当て」を開き、フォルダー欄にIPアドレスを入力するのだ。これで、通常のフォルダーのように「GoodReader」が開き、ドラッグ&ドロップでファイルをやりとりできる。しかし、異常に転送速度が遅くなるのがネック。大容量のファイルをやりとりする際には向いていないのが残念だ。

 ちなみに、OS Xならフォルダーの拡張子を変更できるので、iTunesで転送する裏技が利用できる。拡張子「.pkg」を追加してリネームしてから転送すればいい。「GoodReader」側ではリネームするまでもなく、フォルダーとして認識され、中のファイルが表示される。

エクスプローラの「ネットワークドライブの割り当て」をクリックし、「フォルダー」欄に「http://」を付けたIPアドレスを入力する

iPhone内の「Goodreader」にエクスプローラでアクセスできる。この状態なら、フォルダーごとのコピーも可能だ

「Goodreader」内のファイルにアクセスする

 「GoodReader」を起動すると「My Documents」「Web Downloads」「Import pictures」という3項目が現れる。「My Documents」をタップすると、iOS端末内のフォルダが一覧できる。コピーされたデータを表示するには、ファイルをタップすればいい。PDFやテキスト、MS OfficeやiWorkなどのオフィス文書、HTML、写真、動画、音楽など、さまざまなファイル形式に対応している。

「My Documents」をタップする

ファイルをタップする。ここでは、エクセルのファイルを開く

中身が表示された

ピンチ操作やタブの切り替えもできる
100MB相当のPDFも1秒で表示可能

 ほかのアプリと同様、ピンチ操作で拡大縮小ができ、複数のファイルを表示しているときは、タブで切り替えることも可能。動作も軽快で、100MBのPDFファイルも1秒で表示される。もちろん、中身はその都度読み込まれるのだが、ほかのアプリではすべて展開してから表示するケースもあり、この場合だと数十秒待たされてしまう。大容量のPDFファイルを閲覧するなら最速クラスと言っていいだろう。

ピンチ操作で、拡大・縮小もスムーズに行なえる

ほかのファイルを表示する際は、「My Documents」をタップする

ほかのファイルを表示したところ。タブをタップして表示を切り替えられる

画面中央をタップすれば、ナビゲーションメニューを非表示にして、全画面表示にできる

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン