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音楽を聴くなら携帯音楽プレイヤーを勧めたい理由 第1回

夏フェスへ携帯音楽プレイヤーを持って行こう!

スマホに勝つ! 音質重視の携帯音楽プレイヤーの実力を検証!

2012年08月03日 12時00分更新

文● 折原一也

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 今回は“最新モデル”にはこだわらず、“高音質”を売りにしているモデルを中心に、6機種をピックアップした。携帯音楽プレイヤーそれぞれのプロフィールから紹介していこう。

音楽も動画もゲームも楽しめるマルチメディアデバイス
iPod touch

 今、アップルのiPodファミリーの中でも一番人気なのがiPod touchだ。iPhoneにも似た3.5型ディスプレーに、アプリ対応、iTunesによるシンクロ再生といった特徴はほとんどスマートフォンに近い設計。8/32/64GBの3機種をラインナップする。音楽の連続再生時間40時間。実売価格は8GBが1万5000円ほど、32GBが2万2000円ほど、64GBが3万円ほど。

 製品プロフィールからは高音質を謳うモデルではないが、現在の携帯音楽プレイヤーのスタンダードモデルとして選出した。

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カラダは小さくても実力は一流!
ウォークマンE

 「ウォークマン」シリーズのラインナップのなかでも、手のひらにすっぽりと収まる、37gの超軽量コンパクトモデル。1.4型ディスプレーは128×160ドットと解像度は低いが、コンパクトながらジャケット表示にも対応。さらにFMラジオも内蔵する。

 小型の本体に、周囲の騒音を約98%カットする「デジタルノイズキャンセリング」を搭載しているのも特徴で、圧縮音源で失われる高音質をクリアに再生する「DSEE」技術、クリアなステレオ感を出す「クリアステレオ」、メリハリある低音を作り出す「クリアベース」にといった機能が積極的に取り入れられている。2GB/4GBの手頃な容量で、小型ながら音質にもアピールするモデルだ。連続再生時間は、約30時間(ノイズキャンセリングオフ時)と、まずまず。実売価格は2GBが7500円ほど、4GBが9000円ほど。

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音質の良さは上位モデルに負けないコスパ良好の
ウォークマンA

 2.8型ディスプレー(240×400ドット)を搭載したウォークマンシリーズのミドルレンジモデル。FMラジオも内蔵されている。周囲の騒音を約98%カットする「デジタルノイズキャンセリング」、「DSEE技術」など、プロフィール上の音質設計は「E」や「S」シリーズを踏襲しつつも「S-Master MX」といった上級グレードのZに搭載されている機能もある。16GB/32GB/64GBと内部ストレージのバリエーションも豊富。連続再生時間は約23時間(ノイズキャンセリングオフ時)。実売価格は16GBが1万6000円ほど、32GBが2万円ほど、64GBが2万8000円ほど。

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音の良さは最高レベル! Android搭載のフラッグシップ
ウォークマンZ

 4.3型のタッチパネル(480×800ドット)に、Androidを搭載した多機能モデル。FMラジオ搭載、Wi-Fi対応で、スマートフォンと同じアプリを使うことができる。音楽再生には独自の「W.ミュージック」アプリを利用する。ハイエンドオーディオ向けに開発された、ソニーのフルデジタルアンプ「S-Master MX」を搭載した高音質設計で、他機種と差別化をはかっているのが特徴。

 EシリーズやAシリーズと同じく「デジタルノイズキャンセリング」、「DSEE」、「クリアステレオ」、「クリアベース」に対応しているほか、「VPT(サラウンド)」、奥行きあるサウンドを再現する「Clear Phase(TM)」、迫力あるサウンドを再現する「xLOUD(TM)」といった機能も採用されている。連続再生時間は約20時間(ノイズキャンセリングオフ時)と、他のモデルに比べるとちょっと短めだ。実売価格は16GBが2万2000円円ほど、32GBが2万5000円ほど、64GBが3万5000円ほどとほかのモデルよりも若干高い。

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iriverが放つ高音質なスマホ風オーディオプレイヤー
B100

 3.1型のAFFS静電容量式タッチパネルを採用し、独自のタッチ操作に対応したモデル。内部ストレージは4GB/8GBで、ボイスレコーダー、FMチューナーも搭載している。特徴は原音に迫る高解像なサウンドで、公称スペック上のS/N比93dBに、音楽ファイルはMP3/WMA/OggVorbis/WAVのほかにロスレスフォーマットのFLACにも対応。ただし、今回のリファレンスとしたAACフォーマットに対応しないためMP3に変換した状態で検証している。音楽の連続再生時間は最大36時間。実売価格は4GBが9000円ほど、8GBが1万1000円で、それぞれ16GBと32GBのmicroSDHCカードが付いてくる(※現在microSDHCカードがついてくるキャンペーンは終了しています)。

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カラバリ豊富なオールインワンモデル
iAudio10

 カラフルな壁紙によるデザインと、高音質が特徴のモデル。内部ストレージは8GB/16GB/32GBとバラエティー豊かで、FMチューナーも内蔵。39種類のエフェクトを持つjetEffect 3.0と、原音を再現する音響効果「BBE+」を搭載。再生可能な音楽フォーマットはMP3/WNA/OggVorbis/FLAC/APE/WAV/FLACとなっているが、今回リファレンスとして用意したAACファイルも再生できたことを付け加えておく。音楽の連続再生時間は約38時間だ。実売価格は8GBが1万円ほど、16GBが1万2000円ほど、32GBが1万5000円ほど。

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 以上、6機種のほかに、スマートフォン代表としてiPhone 4S(ソフトバンク)、NECカシオのMEDIAS TAB N-07D(ドコモ)との音質比較を行なった。

スマホとの比較としてアップルのiPhone 4S

エンタメに適しているタブレットではどうなのか? 「MEDIAS TAB」に登場してもらった

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