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T教授の「戦略的衝動買い」 第203回

京商の“一寸法師ヘリ”「MOSQUITO」は素人にも飛ばせるか!?

2012年08月01日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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「メインローター」と「同軸反転型ローター」を回転制御
安定した飛行を実現するダブルロータータイプのホビーヘリ

 モスキートは、それぞれ2機のモーターで回転する「メインローター」(下側)と、その上にもう1つの「同軸反転型ローター」を回転制御することにより、安定した飛行を実現するダブルロータータイプのホビーヘリだ。

 機体に装着した極めて小さな充電池には、送信機内部に充填した単4アルカリ電池6本から急速充電される。充電に必要な時間は約30分。1回の充電でモスキートは最大約5分間の飛行ができる。

初飛行の前にまずは本体充電池を充電することが最初の作業だ

送信機の底部から電池ボックスを取り出し単4アルカリ電池を6本入れる

ヘリの操縦桿をイメージした送信機(コントローラー)を両手で持って操縦する

送信機の裏側に折りたたまれたリトラクタブルな充電ポートを引き起こし、ヘリ本体の充電ポートに接続して充電する

充電中は送信機のPowerランプが赤く点灯する。充電完了で消灯。約30分だ

 送信機はヘリの操縦桿のデザインで、左右の頂点に両手の親指で操作するジョイスティックが装備されている。左側のジョイスティックはY軸上を上下することでメインローターの回転数をアップ・ダウンする。ジャイロ機能が付属するとはいえ、急激な操作は、急上昇、天井に激突、急激な墜落に直結するのでデリケートな指先操作が必須だ。まずは、安定したホバリング(空中停止)ができるようになるかどうかが第一関門だ。

送信機の左側下部にあるA・B・C切り換えスイッチで3機まで飛ばせる

 右側のジョイスティックは、ホバリングが完璧になって空中停止しているモスキート本体を、X軸上を左右に動かしてその場で360度回転させる右旋回・左旋回を実現する。そして旋回した方向に前進・後退するには、ジョイスティックをY軸上を上下させることでテールローターが上下の揚力を制御して、機首を上下させ前進・後退の飛行を実現する仕組みだ。

メインローターのアクセルを制御する左側ジョイスティック

機首の向きを左右に回転させるX軸(L←→R)と、テールローターの回転を制御して前傾姿勢、後傾姿勢を制御、前進・後退動作を制御するY軸(F←→B)(Forward/Back)

 文章に書くといとも簡単に操縦できそうに思えるが、ラジコンヘリの初心者にとって、安定飛行は程遠い。筆者は2回目の充電を終えたフライトでやっと何とか撮影できるレベルまでたどり着いた感覚だ。飛行中は、機首下に取り付けられたLEDランプが、カラーを切り替えながら点滅し、なかなかの臨場感だ。風のない室内専用のモスキートだが、ラジコンヘリの入門には十分だ。

機体側のパワースイッチをスライドしてオンにすると、機首下側のLEDランプが点滅する

モスキートの飛行シーン

 筆者の場合、ホバリングの失敗と墜落は、常に真下で待ち構えている愛犬ボビーにモスキートを喰われる危険性を意味する。実は、2回ほど咥えて持っていかれたが、幸い丈夫な本体で助かった。小さくてもヘリコプターパイロットの気分を満喫できるモスキートは、メカ・ガジェットファンの衝動買いアイテムの最右翼に近い存在だ。

こんなにちっちゃくても、いっちょ前のヘリコプターだ


T教授

今回の衝動買い

アイテム:京商「マイクロ・ヘリコプター3 「MOSQUITO」(モスキート)
価格:ヨドバシドットコムにて3140円で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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