アプリケーションとの関係を大きく変える「通知センター」
Mountain Lionを起動すると、Lionとほとんど同じと言っていいほどデスクトップの構成に変化はない。しかし、しばらくすると、そういえばココは……といった具合に変更点が浮かび上がってくる。半透明の板からアルミ風の反射する板に外観が変わった「Dock」、そのDockに追加されている「リマインダー」「メモ」といった見慣れないアイコン、まずはそのようなところだろう。
しかし、メールなどのアプリケーションを使い始めてみると、デスクトップ周辺における最大の変化は「通知」と「通知センター」だということに気が付くはず。メールが届くたび、Twitterでリツイートやメンションが上がるたび表示される小さなダイアログは、Growl(改めて説明する必要がないほど有名なサードパーティー製ポップアップ型情報通知システム/関連記事)で慣れていたつもりでも、OS標準機能として装備されたことのインパクトは大きい。
まず、通知が集約表示される「通知センター」は、iOS 5とルック&フィールが共通化されているという点が好ましい。すでにiPhoneで手になじんだ機能であり、目にした瞬間どのような機能であるかすぐに理解できてしまうのだ。システム環境設定に新設された「通知」ペインも、iOS 5のそれを知っていれば、迷うことなどないといえる。
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