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富士見iPhoneクラブ 第41回

道玄坂でコロンビア!レーザー刻印のiPhoneケースを作ろう

2012年07月20日 12時00分更新

文● iPhoneクラブ製作委員会

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素材との組み合わせで表情が変わる!

 で、オリジナルのiPhoneケースだ。最近では、オリジナルのiPhoneケースを作ること自体は珍しくないが、レーザーカッター加工で1点モノを作るとなると話は別。お店ではレザー、竹、ポリカーボネートの3種類のケースを用意しており、基本的にAdobe Illustrator形式(.ai)の画像データを持ち込むことでケースを作れる。色ごとにレイヤーで分けておけば、レーザーの強さや速度を変えてベタ部分の色あいを変えられるなどの上級テクも。一応、PDFやJPEGのビットマップデータでもOKで、例えば、グレースケール化した階調を元に色合いを変えることも可能だ。

メーカー名を表す「UNIVERSAL LASER SYSTEMS」のロゴがカッコいいレーザーカッターマシン。普通はサンプルやモックを作る用途に使われるそうだ

レーザーカッターの出力見本。右下のみアクリルで、ほかは木。同じレーザーの出力と速度でも、素材との組み合わせで色合いが大きく変わってくる

木やアクリルであれば、彫刻する(表面を削る)、カットするの2種類の加工が可能

こちらはレザー。削った部分がへこんでいることがわかる。また、レザーは階調が出しにくいという特性もある

 レザーや木では削ったへこみを指で楽しめるのがポイント。ポリカーボネートでは表面を軽く焼いて元のiPhone背面とのデザイン合わせを楽しめる。透明素材の場合、アクリルのほうが穴があけられたりして仕上がりがきれいだが、残念ながら落としたときに割れやすかったりしてアクリルのケース自体を見かけない。

お店に飾られている見本。お店側が用意したデザインもあって、それをベースにアレンジすることも可能だ

レザーは、レッド、キャメル、グレーの3色から選べる。「Helvetica Neue」で書かれた「WHAT DO YOU FAB?」の文字が鮮烈! ケースのみの価格は3900円

竹とポリカーボネートは、植物をモチーフにしたデザイン。ポリカーボネートを自分でデザインする場合、リンゴマークをいかにうまく使うかがポイントになりそう。価格は竹が4900円、ポリカーボネートが3900円

データがAdobe Illustrator形式推奨なのは、カット加工ができるから(iPhoneケースにはあまり関係ないが……)。ベクトルデータでは、表面を削る加工のみになってしまう。写真はカット加工で作ったオリジナルのマグネット

 気になるお値段だが、レーザーカッターの使用料金+ケース代金になる。レーザーカッターはふらっと立ち寄って誰も使ってないときは、30分2000円で利用可能。ただ、特に土曜日は混雑するので、事前に予約しておいた方がいい。事前予約の場合は5000円だ。今回、予約+レザーで申し込んだので、8900円だった。1点モノかつ本革ケースなら、この値段でも十分納得でしょう!

デザインを持ち込まなくても、お店にあるiPadの「Adobe Ideas」アプリで絵を描いて、レーザーで出力することも可能。Illustratorはちょっとお高いので持ってない……という人でも、その場でデザインできてしまう

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