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NTTドコモ、auを上回る国・地域数で展開

ソフトバンクが増やした! 海外定額が国内最多の114ヵ国に

2012年07月10日 17時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 ソフトバンクモバイルは、海外向けパケット定額サービス「海外パケットし放題」の対象国として、38の国と地域を7月11日から追加する。これによって、国内携帯キャリアで最多の114の国と地域が対象になったとする。今回追加された国と通信事業者は記事の最後に掲載している。

対象外の事業者に接続するとSMSで警告するサービスもあるが、設定はしっかり確認してから海外に渡航しよう

 「海外パケットし放題」は、メールやウェブといった海外でのデータ通信が1日最大2980円(25MB以上の利用時)となる、パケット定額サービスだ。

 ただし、料金が定額となるのは、対象事業者に接続した場合のみなので、携帯電話やスマートフォンの設定に注意する必要がある(対象外の事業者に接続してデータ通信を利用すると、数十万円単位の請求が発生するケースも考えられる)。

最近対象国を増やしたドコモやauに対抗
日本人があまり行かない国に行っても便利かも

 他社の同様のサービスとしては、NTTドコモ「海外パケ・ホーダイ」、au「海外ダブル定額」がある(料金も1日最大2980円と同じ)。対象となる国と地域の数は、ドコモの「海外パケ・ホーダイ」が85au「海外ダブル定額」が101であり、今回ソフトバンクが一歩リードしたと言える。

 一方で、ドコモの「海外パケ・ホーダイ」は対象国であれば、国際ローミングが可能な全通信事業者に適用されるために、接続先の設定に悩む必要がないというメリットがある。

 逆にauの「海外ダブル定額」では、2GのGSMか3GのW-CDMA(UMTS)でのみ接続可能な事業者が多い。auでW-CDMA(UMTS)に対応している端末は、iPhone 4Sや一部のスマートフォンなどに限られ、高速データ通信が可能なエリアが限定的となる弱点がある。


7月11日に追加される「海外パケットし放題」の対象国と地域

エルサルバドル/CLARO EL SALVADOR
グアテマラ/SERCOM GUATEMALA
ドミニカ共和国/ORANGE DOMINICANA
ニカラグア/CLARO NICARAGUA
ペルー/Claro Peru
ホンジュラス/CLARO HONDURAS
サモア/Digicel
モンゴル/MobiCom
東ティモール/TT
アフガニスタン/Etisalat Afghanistan
イエメン/SABAFON
イラク/zain IR
オマーン/Nawras
クウェート/zain KW
バーレーン/zain BH
アイスランド/Vodafone Iceland
アゼルバイジャン/Azerfon
アルメニア/ArmenTel
キルギス/NUR Telecom
コソボ/Telekom Slovenije d.d.
スロベニア/Telekom Slovenije d.d.
セルビア/Telekom Srbija
タジキスタン/TCELL
トルクメニスタン/BCTI
フェロー諸島/Faroese Telecom
ブルガリア/GloBul
ベラルーシ/MTS Belarus
マケドニア/T-Mobile Macedonia
モンテネグロ/Crnogorski Telekom
アセンション島/Cable & Wireless Ascension Island
アルジェリア/Djezzy
アンゴラ/Unitel Angola
ウガンダ/MTN Uganda
コンゴ民主共和国/Vodacom Congo
ザンビア/MTN ZAMBIA
タンザニア/Vodacom Tanzania
チュニジア/TUNISIANA
モーリシャス/Cellplus


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