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性能も機動力も最高峰! 「VAIO Z」ロードテスト 第15回

「VAIO Z」春夏モデルの性能をベンチマークで調査!

2012年07月09日 11時00分更新

文● 高橋量

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クアッドコアCPUがラインナップに登場!
ゲームもサクサクだ

 VAIO Zの夏モデルでは、CPUがSandy Bridge世代からIvy Bridge世代の製品に変更されている。それにともなって、チップセットがMobile Intel HM67 ExpressからMobile Intel HM77 Expressに変更された。

 店頭モデル「SVZ13119FJB」では、CPUはCore i5-3210M(2.5GHz)のみだが、BTOによるカスタマイズが可能なVAIOオーナーメードモデル「SVZ1311AJ」では、Core i7-3612QM(2.1GHz)/i7-3520M(2.90GHz)/Core i5-3320M(2.60GHz)/Core i5-3210M(2.50GHz)/Core i3-3110M(2.40GHz)の5種類から選択できる。

 ちなみに、春モデルでもBTOメニューとして5種類のCPUが用意されていた。それぞれのラインナップの違いは、以下の表をご覧いただきたい。

VAIOオーナーメードモデル「SVZ1311AJ」
(夏モデル)で搭載可能なCPU
名称 i7-3612QM i7-3520M i5-3320M i5-3210M i3-3110M
動作周波数 2.1GHz 2.90GHz 2.60GHz 2.50GHz 2.40GHz
コア数 4 2
スレッド数 8 4
キャッシュ 6MB 4MB 3MB
内蔵GPU Intel HD Graphics 4000
ターボブースト ×
ハイパースレッディング
VAIOオーナーメードモデル「VPCZ23AJ」
(春モデル)で搭載可能なCPU
名称 i7-2640M i5-2540M i5-2520M i5-2450M i3-2350M
動作周波数 2.80GHz 2.60GHz 2.50GHz 2.50GHz 2.30GHz
コア数 2
スレッド数 4
キャッシュ 4MB 3MB 4MB 5MB
内蔵GPU Intel HD Graphics 3000
ターボブースト ×
ハイパースレッディング

 ハイエンドのCore i7とミドルクラスのCore i5、エントリーのCore i3という基本的な構成は変わっていない。だが、夏モデルではより上位のCPUとして通常版クアッドコアのCore i7-3612QMが追加されている。VAIO Zで画像の加工や動画編集を行なうなら、より高速な処理が可能になるCore i7-3612QMを選ぶべきだろう。動画のエンコードでも威力を発揮するハズだ。

 また、Ivy BridgeとSandy Bridgeの大きな違いは、内蔵GPUがIntel HD Graphics 3000からIntel HD Graphics 4000に変わったことだ。インテルの発表によると、Intel HD Graphics 4000ではグラフィックス性能のパフォーマンスが旧世代に比べて最大2倍向上するとのこと。体感的にそこまでの違いを得られることはないが、ゲームグラフィックスの面では大きくパワーアップしている。

 Power Media Dockに搭載されている外付けGPUも、AMD Radeon HD 6650MからAMD Radeon HD 7670Mに変更された。正確には名称が変更されただけなのだが、デバイスドライバーのアップデートによりパフォーマンスが向上している。

 さらに夏モデルでは、バッテリー性能も向上している。春モデルではカタログ値で最大9時間とされていたが、夏モデルでは9.5時間と30分程度長くなった。少しでも長く使えるのはうれしいことだ。

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