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米国でGALAXY NEXUS/Tab差し止め仮処分、Samsungも控訴

2012年07月02日 20時30分更新

文● 末岡洋子

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日本でもドコモから販売されていた「GALAXY NEXUS」

 米カリフォルニア北部地区裁判所は6月29日、自社特許を侵害しているとしてSamsungを訴えていたAppleの主張を認め、Samsungのスマートフォン「GALAXY NEXUS」の販売止し止め仮令を下した。26日には、タブレット「GALAXY Tab 10.1」についてもAppleが要求していた販売差し止めが暫定的に認められており、Samsungにとっては連続での敗訴となった。これに対し、Samsungは7月1日、連邦巡回区控訴裁判所で控訴手続きを行った。

 GALAXY NEXUSはAndroid 4.0(Ice Cream Sandwich)を搭載し、Googleと共同開発したNEXUSブランドを冠したスマートフォンだ。2011年10月に発表され、その後、日本でもNTTドコモから「GALAXY NEXUS SC-04D」として発売されている。6月末のGoogleの年次カンファレンス「Google I/O」でGoogleが参加者に配布した端末でもある。

 Appleは2012年2月にGALAXY NEXUSが自社特許を侵害しているとして、販売差し止めを求めてSamsungを提訴していた。具体的にはAppleの音声アシスタント機能「Siri」と統合検索機能、データタッピング、テキスト入力時の自動補完、スライドによるロック解除の4件が含まれている。

 今回、判事のLucy Koh氏は、Appleの主張を認めた形となった。判決文でAppleはそれぞれの特許の有効性と侵害について実証したと認めており、例えばSiriについては「記録された証拠から、統合検索機能はコンシューマーの需要を促進するものといえ、これは市場シェアにかなりの影響を与える」と記している。販売差し止めを有効とするのに必要な供託金は、約9600万ドルと伝えられていた。

 Apple対Samsungの特許訴訟では、6月23日にもGALAXY Tab 10.1についてAppleの主張を認める仮判決が下っており、Samsungの敗訴が続いた形となる。GALAXY Tabの販売差し止めについては、Appleはすでに供託金を支払ったことも報じられている。GALAXY Tab 10.1は2011年2月に発表されており、発売から時間が経過していることから、仮処分による影響はそれほど大きくないと予想されている。

 Bloombergによると、Samsungにとってのアメリカは、売上面から最大の市場とのことだ。Songbu SecuritiesのアナリストはBloombergに対し、GALAXY NEXUSの販売差し止めについては「影響はそれほど大きくない」と述べているが、音声検索機能を持つ最新のフラッグシップ端末「GALAXY S III」への影響が懸念されるために「Samsungにとって大きな痛手」とコメントしている。

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