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Windows 8とコアを共通化! Windows Phone 8が発表

2012年06月21日 11時01分更新

文● ASCII.jp編集部

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Windows 8のスタート画面とより類似性の高まったWindows Phone 8の画面

 マイクロソフトは20日(現地時間)、米国サンフランシスコで開催したイベントにて、次期携帯電話向けOS「Windows Phone 8」を発表した。OSのコア部分をWindows 8と共通にするなど、大幅な変更が加えられている。搭載端末の登場時期は、2012年後半の予定。

 コア部分の共通化により、Windows Phone 8は携帯電話機を主なターゲットとするOSとしては、強力なハードウェアサポートを備える。ネットワーク、セキュリティー、メディア再生、ウェブブラウザー、ファイルシステムなどは、Windows 8と共通化されるとしている。また、50ヵ国語以上の言語に対応する。

 Windows Phone 8のスタート画面は、Windows 8のそれを携帯電話サイズにしたようなデザインとなっている。アプリや機能へのショートカットであるライブタイルは、3種類のサイズを備えてユーザーが変更できる。色もまた変更できる。

タイルは3種類の大きさに対応。この画面では1×1の小さなタイルから、2×2、4×2の3種類が確認できる

 主な改良点は以下の通り。

マルチコアプロセッサーのサポート強化
理論上は最大64コアまでのプロセッサーをサポート。
画面の高解像度化
1280×768と1280×720の画面解像度に対応。
microSDカード対応
取り外し可能なmicroSDカードに対応。
NFCの無線共有
NFC機能を搭載した端末同士であれば、写真や文書を簡単に共有できる。
Internet Explorer 10
Windows 8と同じブラウザーエンジンを使うInternet Explorer 10を搭載。危険なサイトやマルウェアをブロックする「SmartScreenフィルター」も備える。
デジタルウォレット
キャリアが提供するセキュアなSIMと組み合わせた場合、対応する支払い・飛行機の搭乗カウンターでの支払いや搭乗に使える。デビットカードやクレジットカード、各種クーポンや搭乗券などに対応。
地図とナビ機能の改良
より詳細な地図とルート案内を多くの国で提供。地図データは端末上に保存でき、オフラインでも使用できる。
より洗練されたアプリとゲーム
Windows 8とコアを共通化したことにより、アプリとゲームに新しい波をもたらす。

企業内導入も視野に入れたWindows Phone 8

 Windows Phone 8は企業内導入も重視しているようだ。ビジネスユーザー向けの改良点は以下の通り。

ビジネスユースを想定したサンプル画面。企業は独自の「ハブ」画面を用意できる

デバイスの暗号化
OSとデータファイルを含むデバイス全体を暗号化可能。
セキュリティー
UEFIへの対応、アプリが動作する「サンドボックス」の改良などにより、マルウェアからの保護を改善。
リモート管理
Windows PC向けと同様のツールを使って、端末やアプリのリモート管理が可能。
企業独自のハブやアプリ
従業員向けにカスタム化されたアプリなどを導入できる。

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