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テラバイト単価を抑えた「Isilon NL400」も登場

EMC、100GB/sの高性能スケールアウトNAS「Isilon X400」

2012年06月19日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 6月18日、EMCジャパンは、最大15.5PBの単一ファイルシステムを構成可なスケールアウトNASの新製品「Isilon X400」と「Isilon NL400」を発表した。

Isilonファミリ最高速のプロセッサを搭載する上位モデル「Isilon X400」

 Isilon X400はIsilonファミリ最高速のプロセッサーを搭載し、大容量のキャッシュメモリ、フラッシュドライブをサポートすることで、最大100GB/sを超える非常に高いスループット性能を実現。ビッグデータ環境において高性能と大容量を必要とする用途に最適な製品となっている。

 一方のIsilon NL400は、テラバイト単価が安価で、Isilonファミリの中でもっとも優れたTCO(総所有コスト)を達成するという製品を謳う。従来モデルよりも大容量のキャッシュメモリをサポートし、ビッグデータ環境に対応するコストパフォーマンスに優れた拡張性の高いニアラインストレージとなっている。

「Isilon NL400」はテラバイト単価の低さが特徴の1つだ

 両製品は、1ドライブ3TBのSATA HDDを搭載可能で、最大容量は15.5PBまで拡張できる。また、ストレージ階層管理ソフトウェア「SmartPools(スマートプール)」を利用することで、「Isilon X400」や「Isilon NL400」などの異なるプラットフォームが混在した環境でもストレージの自動階層化が可能となる。

 さらに、パフォーマンス分析管理ソフト「InsightIQ(インサイトアイキュー)」を利用することで、ストレージシステムの効率を向上させ、パフォーマンスを最大化するという。

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