スマホといえばウィルコム!の理由
金子 6月21日、ウィルコムから、Android端末「DIGNO DUAL WX04K(以下、DIGNO DUAL)」がでました。ウィルコムには「だれとでも定額」など音声通話サービスに力を入れ続けている印象がありますが、実はスマホをやるのは初めてではないですよね。
岡本 有名なのはW-ZERO3。2005年に発売されたもの。
林 スライド式キーボード!!
末岡 ガラスマの先駆け!!
岡本 日本でソフトバンクモバイルからiPhoneが出たのが2008年だけど、その3年も前に日本独自のスマートフォンが花開いていたのだ!!
末岡 スマホの老舗はウィルコム。これ、ちゃんとわかってほしいなぁ。
金子 どんだけ好きなんすか(笑)
編註:末岡とライター・林は、ASCII.jp内屈指のウィルコム好きで、「スマートな」理由をつけて、スマホレビューにウィルコム製フィーチャーフォンをねじ込むほどなのだ。
岡本 当時のIT好きは、みんな買ったんじゃないの?
末岡 欲しかったけど、お金がなくて買えませんでした。
林 原稿の〆切を忘れた振りして並んでたら、前に編集さんがいたよ。
末岡 W-ZERO3みたいなタッチスクリーン型端末で電話するのも、いまじゃあたり前だよね。スライド式キーボードもあるし。
林 タッチパネルで電話ですもん。当時は前衛的でしたね。
岡本 大きさでいったらGalaxy NOTEのほうが大きいし。最新機種と比べれば確かに分厚いけど。
末岡 バッテリーは1500mA。当時としてはがんばっていた。
林 そのあと、いろいろでましたよね。「es(W-ZERO3[es])」とか。
末岡 そうですね、W-ZERO3シリーズが、けっこう続いた。
岡本 アドエス(Advanced/W-ZERO3 [es])が出て……。
末岡 俺、アドエスから買ったんですよね。
岡本 W-ZERO3はカスタマイズして使うのがあたり前で、スペック面でもいろいろ改善の余地があったけど、野心的な端末だったよね。
林 実験場だった。今思うと。
末岡 これでいろいろな意見を聞いて、esがでて、さらに、もっとスリムになったアドエスがでた。
岡本 みんな、これをいろいろ活用したわけですよ。今だとあたり前だけど、アウトカメラで写真を撮って、mixiに投稿だとか。
末岡 かわいい子だったんだよ!あと、当時はけっこうウィルコムはデータ通信速いほうでしたよね。
末岡 それもあって、途中で京ぽん2を買って、その流れでアドエス買ったんですよ。
林 みんな、テザリングのアプリ入れてましたよね。
金子そんな前から、テザリングできたんですか?
林 ハイブリさん(HYBRID W-ZERO3)の時点でもうやってましたね。
末岡アドエスの時もアプリで行けたと思ったけど。データ通信が定額だったから、いろいろ活用できた。
岡本 そうそう、ウィルコムのスマホはパケット定額。ウィルコムといえば定額だよね。
金子そうか、通信料金はスマホのほうが安かったと。
岡本W-SIM(ウィルコムSIM)ですしね。W-SIMの差替えで複数端末を使えるという。いやぁ、思い出すとウィルコムってスゴイ攻めてたんだね。
末岡 先に行きすぎていたんですよね、ウィルコムは。ようやく時代と足並みをそろえることができたのが、今年。W-ZERO3シリーズのノウハウを持って、Androidが普通に使えると判断したから……。
林 いよいよAndroidと。
岡本 「DIGNO DUAL WX04K」ですよ!!われわれはこういう、ウィルコムのスマートフォンに期待してきたのです。
現役JDモデル・ライターがウィルコムのスマホを振り返る!!
ウィルコムは時代の最先端を行っていた?
2005年の終わり、約7年前にはすでにスマホの先駆け「W-ZERO3」という端末が出ていたということなのですが……。そんなに前からこんなスマホチックな機種があったなんて!タッチスクリーンやハードウェアキーも搭載されていたということは、時代の最先端を行なっていたんですね、ウィルコムさん。むしろ行きすぎじゃないかと(笑)。
7年前となると、当時小学6年生の私は当然のことながら携帯電話なんか持っていないわけで。歴史については私の知らないことがほとんどですが、でもちゃんとたどっていくと深い歴史があったんだなあと、少し感動。ということは、ASCII.jpのおっさ……お兄さんたちは、そんなころからスマホを触ってたんですね。詳しいわけだ(笑)。
(次ページ、「「DIGNO DUAL WX04K」をニヤニヤ眺める集団」に続く)