その道に詳しいASCII.jpの編集者が、独自の見解によって読者の夏のお買い物をサポートする「夏のボーナス リスト特集」。第3回のテーマは「テレビ」。最近のテレビは大画面、高精細、多機能は当たり前。夏のスポーツイベントを楽しむためにもぜひ購入を検討したい。
編集部薄型テレビ担当橋本コンシェルジュ推薦の6台!
Qテレビを選ぶ上でのポイントは?
自分が欲しいものは画か機能かを考えてから、実機を見に行こう!
まず、「自分が何を欲しいのか」を考えること。求めているものが、画(サイズ、画質、色味、滑らかさなど)なのか、機能(長時間録画、ネット機能、3Dなど)なのか、それともメーカーなのか。ここをはっきりさせてから、量販店に足を運ぶ。ネット通販などもあるが、実機を生で見なくては映像も機能も判断することはできない。リモコンやメニュー画面を操作してみることも大切。実際に買ってから、リモコンやメニュー操作が自分に合わないなんてこともあるからだ。
意外に知られていないが、梱包時のサイズを確認しておくことも重要。マンションなどで箱のサイズが大きすぎて、部屋に運びいれることができなかったら元も子もない。
価格帯で選んだ6台!
コンパクト!スマートテレビ!タイムシフトマシン!高精細!大迫力!
今回は「5万円以上」「10万円以下」「10万円以上」「15万円以下」「予算無制限」の5つの価格帯でセレクト。倍速、4K2Kなど映像に、バッテリー内蔵、スマートテレビ、全チャンネル録画など機能に特徴のある6台を紹介する。
【機能】5万円以上ならこれ!
ワイヤレスでバッテリー内蔵はオンリーワン!
シャープ「フリースタイル AQUOS LC-20FE1」
実売:6万9800円前後
20型でコンパクト。ワイヤレスでテレビを楽しめて、バッテリーを内蔵しているころが大きな特徴だ。内蔵バッテリーだけで2時間駆動し、取っ手付きで、楽に家の中を持ち運べる。フォトフレームのようにも使える。
チューナーはテレビ本体に付いているのでなく、外付け。付属する小さな箱がチューナーで、ここにアンテナ線などをつなぐことで、ワイヤレスでテレビを楽しむことができる。
外付けUSB HDDをチューナー側の箱につけて録画が可能。 「AQUOS City」というテレビ用のポータルからインターネットにもアクセスできる。卵型のリモコンで、ダイヤルをぐるぐる回して直感的な操作ができるのも特徴的だ。
個人で、パーソナルな利用をするならフリースタイル AQUOS LC-20FE1がオススメ。
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【機能/映像】10万円以下ならこれ!
機能も映像も兼ね揃えた32型スマートテレビ!
ソニー「BRAVIA KDL-32HX750」
直販価格:9万9800円
32型のスマートテレビの中ではお値打ち。BRAVIAの特徴はなんといっても、「Sony Entertainment Network」というサービス。Skype、Twitter、Huluなどを利用できる。ハイスペックモデルなので、ハイビジョン映像の伝送が可能なIEEE 802.11n対応の無線LANを内蔵し、超解像、外付けHDD対応と機能も盛り沢山。映像も4倍速で滑らかな動き。Wチューナーを搭載しているので、レコーダーなどを追加しなくても今見ている番組の裏番組を録画することができ、3Dにも対応している。
32型のスマートテレビを買うなら、ハイスペックモデルのBRAVIA KDL-32HX750がオススメ。
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【サイズ/機能】10万円以上ならこれ!
機能満載!お手頃価格の42型スマートテレビ!
パナソニック「VIERA TH-L42E5」
実売:11万4500円前後
42型の中ではリーズナブル。パナソニック版のスマートテレビ。「ビエラ・コネクト」でTwitter、Facebook、Skypeなどが使える。「もっとTV」というサービスに対応し、すべての番組ではないが、見逃したキー局の番組を有料で見ることができる。外付けUSB HDDにも対応し、Wチューナーなので2番組を同時に録画することも可能。
オプションの無線LANアダプターを付ければ、テレビだけで録画した番組を「お部屋ジャンプリンク」に対応する機種に転送でき、スマホに表示されている画面をテレビに映すことも可能だ。
リビングには40型以上のスマートテレビを置きたい! そんな人にはVIERA TH-L42E5がオススメ!
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【機能】15万円以下ならこれ!
全録機能、タイムシフトマシンを備える42型!
東芝「REGZA 42ZT3」
実売:13万7540円前後
REGZA 42ZT3はテレビ自体が、いわゆる全チャンネル録画のタイムシフトマシン! とにかくタイムシフトマシンを使って欲しい。
地デジ9チューナーと全録専用の1.5TB HDDを搭載し、最大30時間まるごと6チャンネルを同時録画(HDレート:17Mbps)できる。外付けUSB HDDへ録画した番組を移すことも可能で、ハブを使えば4台まで同時に外付けUSB HDDを接続できる。前回、岡本が紹介しているタイムシフトマシン「REGZAブルーレイ DBR-M180」が11万円ぐらいなので、テレビだけなら実質3万円とかなりお手頃だ。
最上位機種の次のランクなので、画質もかなり綺麗。番組を見て撮り溜めるならこれがオススメ。BDレコーダーの「REGZAブルーレイ」や東芝製対応ノートPCがあれば、ムーブやダビングもでき、レグザリンクで他の部屋で録画した番組を見ることも可能だ。スマホとの連携やWindows7搭載パソコンからの起動も。
地上波が大好き! そんな方には、タイムシフトマシンのREGZA 42ZT3がオススメ!
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予算無制限! 決めかねた2台。55型の超高精細VS80型の超巨大
【映像!】予算無制限!
4K2Kの驚異の映像を味わえる55型!
東芝「REGZA 55XS5」
実売:74万8000円前後
予算無制限は迷ったので、2台セレクト。今、最も高精細の映像を楽しみたいならREGZA 55XS5がオススメ。フルHDの4倍の解像度4K2K(3840×2160ドット)で、こちらの記事のようにパソコンと同じくらい近づいても鑑賞することもできる。ほかの55型なら使用距離が決まっているが、55XS5はそれを無視して近づいて鑑賞することも。これだけ高精細だと、ゲームをやるときには視野も広く快適にプレイすることができる。
現在4K2Kを出力できる機器は、パソコンか業務用の機材しかない。ただ市販のプレイヤーを直接つないでも超解像技術で4K2K表示は可能。外付けUSB HDDをつないで、2番組を同時に録画することもできる。
今、最も高精細の映像を求める方には、4K2KのREGZA 55XS5がオススメ!
【サイズ!】予算無制限! 2台目
80型の大迫力は異次元!
シャープ「LC-80GL7」
直販価格:94万9800円
幅186.2×奥行き44.5×高さ114.5cm。同シリーズの40型テレビを2台並べてもほとんど収まってしまう。80型はだいたいプロジェクターで投影した映像と同じぐらいの大きさ。プロジェクターには投射距離が必要だが、LC-80GL7にはそれが必要ない。家で大迫力のミニシネマを味わうならこれしかない。3Dにも対応し、外付けUSB HDDを接続して、裏番組を録画することもできる。
最大の迫力を選ぶなら、80型のLC-80GL7が絶対オススメ!
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