アクセスポート(ACCESSPORT)は、Android端末向けマーケットサービス「TapnowMarket」において、6月5日に電子書籍サービスを開始した。
TapnowMarketは2011年8月に「smapoke(スマポケ)」という名称で開始したサービス。これまではアプリや着メロ、壁紙などの配信を行なっており「Google Play」非対応の中華スマホ/タブレットなどで重宝されてきた。それだけではなく、PCとAndroid向けのクライアントソフトを用意しており、音楽データなどPCとAndroid端末でのシームレスなデータ共有が特徴となっている。
そのTapnowMarketにおいて「Tapnowブックストア」という名称で約1万2000冊の電子書籍の配信を開始。近日中に200社3万冊へ拡充するという。スタート直後の提携出版社は、講談社や芳文社、学研、ワニブックス、毎日新聞社など。漫画が多数を占めるが、今後雑誌や写真集、小説などもラインナップしていく。
本サービスを利用するためには専用アプリの「Tapnow ブックリーダー」が必要。3つの電子書籍形式(.book/XDMF/HyComic)に対応しており、それぞれのファイル形式を意識することなく利用できるのが特徴だ。
同社は今年の2月に中国のQihoo 360社と業務提携を行ない、TapnowMarketの拡充に注力することで合意。今後音楽配信サービスや映像配信サービスも提供する予定だ。