キーボードドックやスタンド付きなど
合体タブレット「ICONIA W700」「ICONIA W510」
Windows 8ではタブレットスタイルの製品も多数登場すると予想されているが、一方で従来型のプロダクティビティーやコンテンツ制作用途には、ピュアタブレットだけでは使いにくい。Acerが投入する新しいWindows 8タブレット「ICONIA」シリーズは、ドックやスタンドと合体する製品が用意され、従来型のパソコン用途にも適した製品を志向している。
キーボードドックがセットになった「ICONIA W510」は、10.1型IPS液晶パネルを搭載する本体と、キーボードドックと合体したノートパソコン風の操作形態を用意する。さらに、合体状態のタブレット部分はぐるりと底面側まで回り込み、キーボードを裏側に回したフォトスタンド風の「Presentation Mode」で使うことも可能だ。バッテリー駆動時間はなんと、18時間にもなるという。
もう1機種のタブレット「ICONIA W700」は、Aspire S3の11インチモデルと同じく、11.6インチのフルHDディスプレーを搭載する製品である。「マルチパーパスクレイドル」と称するスタンド型クレイドルが付属し、横置きで70度に直立した一般的な状態のほかに、タブレットを縦置きした「ポートレイト」状態や、横置きのまま20度まで寝かせてタッチ操作のしやすい状態でも使えるという。
インテルプラットフォームを採用するようで、バッテリー駆動時間は8時間程度とやや短いが、USB 3.0のほか、Thunderboltポートも搭載するなど性能面でも充実している。
いずれの製品も、「まったく今までにない発想の新製品」と呼べるものはないが、デザイン面では洗練されており、「今までのパソコンとはなにか違う」と思わせる力のある製品となっている。Windows 8時代の新パソコンに期待が高まる新製品の言えそうで、「やるなAcer!」と正直に思わされるラインナップである。日本での発売が楽しみだ。
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