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COMPUTEX TAIPEI 2012レポート特集 第1回

AcerがWindows 8対応の合体タブや超薄Ultrabookを発表

2012年06月04日 15時47分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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キーボードドックやスタンド付きなど
合体タブレット「ICONIA W700」「ICONIA W510」

キーボードドックと合体するWindows 8タブレット「ICONIA W510」

 Windows 8ではタブレットスタイルの製品も多数登場すると予想されているが、一方で従来型のプロダクティビティーやコンテンツ制作用途には、ピュアタブレットだけでは使いにくい。Acerが投入する新しいWindows 8タブレット「ICONIA」シリーズは、ドックやスタンドと合体する製品が用意され、従来型のパソコン用途にも適した製品を志向している。

タブレット部の本体。ディスプレーは10.1インチサイズで、ごくオーソドックスなデザイン

左からSIMカードスロット、microSDメモリーカード、micro USBにmicro HDMI出力などインターフェース類も豊富

 キーボードドックがセットになった「ICONIA W510」は、10.1型IPS液晶パネルを搭載する本体と、キーボードドックと合体したノートパソコン風の操作形態を用意する。さらに、合体状態のタブレット部分はぐるりと底面側まで回り込み、キーボードを裏側に回したフォトスタンド風の「Presentation Mode」で使うことも可能だ。バッテリー駆動時間はなんと、18時間にもなるという。

キーボードドックのドッキング部分は、単に合体するだけでなく、ディスプレー面を反対側に向けられる

ICONIA W510の3つの形態。合体タブレットはWindows 8タブレットではひとつのトレンドになりそうだ

 もう1機種のタブレット「ICONIA W700」は、Aspire S3の11インチモデルと同じく、11.6インチのフルHDディスプレーを搭載する製品である。「マルチパーパスクレイドル」と称するスタンド型クレイドルが付属し、横置きで70度に直立した一般的な状態のほかに、タブレットを縦置きした「ポートレイト」状態や、横置きのまま20度まで寝かせてタッチ操作のしやすい状態でも使えるという。

11.6インチのフルHDディスプレーのWindows 8タブレット「ICONIA W700」

裏面(写真左上)には500万画素のカメラを装備

左が通常の横置き70度直立状態。右が縦置きの直立の「ポートレイト」状態。ポートレイトはウェブビューワーとして意外に使いやすいかもしれない

 インテルプラットフォームを採用するようで、バッテリー駆動時間は8時間程度とやや短いが、USB 3.0のほか、Thunderboltポートも搭載するなど性能面でも充実している。

11.6インチとディスプレーが大きめなうえ、厚みもややある。その分、インターフェース類は充実していて、micro HDMIやUSB 3.0に加えて、Thunderboltポート(右写真上)も備えている

 いずれの製品も、「まったく今までにない発想の新製品」と呼べるものはないが、デザイン面では洗練されており、「今までのパソコンとはなにか違う」と思わせる力のある製品となっている。Windows 8時代の新パソコンに期待が高まる新製品の言えそうで、「やるなAcer!」と正直に思わされるラインナップである。日本での発売が楽しみだ。

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