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【NEC報道資料】NEC、Android(TM)搭載スマートフォンを活用した「信用金庫向け営業支援システムfor Android(TM)」を発売

2012年06月01日 13時50分更新

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【NEC報道資料】NEC、Android(TM)搭載スマートフォンを活用した「信用金庫向け営業支援システムfor Android(TM)」を発売

2012年6月1日

NEC、Android(TM)搭載スマートフォンを活用した「信用金庫向け営業支援システムfor Android(TM)」を発売


NECは、信用金庫の営業担当者が、外出先からスマートフォンを活用して顧客情報の照会や預り証の発行等を安全に行える「信用金庫向け営業支援システムfor Android(TM)」を開発し、本日から販売および出荷を開始します。本システムは、Android(TM)を搭載したスマートフォンに対応したものです。
なお、新システムは既にさわやか信用金庫(注1)と他2金庫で採用が決定しており、さわやか信用金庫では、6月中旬から56店舗(注2)の営業担当者 約450人を対象に全面稼動します。

「信用金庫向け営業支援システムfor Android(TM)」は、これまで伝票やハンディ端末、PDAまた携帯電話などで実施されていた営業業務(訪問管理、顧客情報照会、集金・通帳・証書等の預り証の発行、商品情報照会 等)を、Android(TM)を搭載したスマートフォンに対応したものです。本システムでは、スマートフォンを営業支援サーバ(信用金庫内に設置されているサーバ)に接続することで、外出先においても、最新の情報に基づいた顧客応対や、正確かつ迅速な業務の実施が可能となります。
また、万一 スマートフォンを盗難等で紛失した場合でも、通信機能を利用した遠隔操作で、紛失したスマートフォン内のデータを消去する機能等により、高度なセキュリティも実現しています。

本システムの価格は、30店舗・スマートフォン100台の場合で5,000万円(税別、注3)からとなります。

NECは、本システムを今後3年間で30金庫(端末台数にして5,000台規模)へ納入することを目指します。
 
先行導入を決定したさわやか信用金庫では、営業担当者はこれまで、携帯電話を利用し外出先での営業活動を行っていました。しかし、昨今のスマートフォンの普及に伴い、営業担当者からは、より大きな画面やタッチパネルによる直感的な操作や、処理能力の向上により、営業活動における利便性を向上させたいというニーズが高まっていました。また、法人に特化したスマートフォン(注4)が登場したことで端末の更改を決定しました。

新システムでは営業担当者のニーズに応え、携帯電話では実現できなかった、専用のキーボード画面の作りこみ(注5)やフリック、ピンチイン/ピンチアウト(注 6)といったスマートフォンならではの特性を活かし、より効率的な営業活動を実現しております。

なおNECは、本システムにおいてAndroid(TM)を採用したことで、今後普及が見込まれるAndroid(TM)塔載のタブレット端末への対応も容易と考えています。また、Android(TM)塔載のタブレット端末を活用して、集金業務や商品情報の照会だけでなく、投資信託のシミュレーションなど、幅広い業務での活用も検討しています。

「信用金庫向け営業支援システムfor Android(TM)」の特長は次のとおりです。

1.業務端末としてAndroid(TM)搭載のスマートフォンを採用
(1)従来のハンディ端末等で実現していた営業業務(訪問管理、顧客情報照会、集金・通帳・証書等の預り証の発行、商品情報照会 等)を、スマートフォンを利用して行うことが可能。預り証は、Bluetooth(注7)通信で接続するモバイルプリンターで印刷し、即時発行を実現。
(2)スマートフォンのカメラ機能を用いた担保物件等の撮影や、GPS機能と地図情報システムを連携させた災害時の営業担当者の安否確認、スマートフォン紛失時の調査なども可能。また、通信機能を利用して印鑑照会も可能。
(3)スマートフォンの特性を生かした操作性を実現。
・大画面を活かした、専用のキーボード画面の作りこみ
・フリック、ピンチイン/ピンチアウトにも対応

2.セキュリティ強化と業務効率化を両立
(1)営業担当者はスマートフォンから営業支援サーバにアクセスして、業務処理や顧客情報の照会を行えるほか、訪問予定など必要最小限の情報をスマートフォンにダウンロード・保管することも可能。万一の紛失の場合、遠隔操作でスマートフォン内のデータを消去する機能などにより、高度なセキュリティを実現。
(2)集金や預かりに関する情報は、スマートフォンの通信機能を活用して即時に営業支援サーバに送信できるため、リアルタイムな営業業務管理を実現。従来のハンディ端末やPDA利用時のように帰店後に端末のデータを営業支援サーバにアップロードする必要がなくなるなど、業務のスピードアップとともに、営業担当者の事務作業負担の大幅な軽減が可能。

3.信用金庫の主要業務である融資業務のPDCAサイクルをサポート
(1)信用金庫の主要業務である融資推進の機能として、PCを使用したターゲット顧客の抽出、訪問予定の作成、交渉内容の登録が可能であり、現場担当者のニーズに合わせた顧客情報の活用を実現。(訪問予定の参照、交渉内容の登録はスマートフォンでも利用可能)
(2)全店の顧客対応状況(営業日報、案件情報など)および担当者の活動状況(目標実績管理など)が営業支援サーバによって一元管理され、それらのデータは遅滞無く情報共有可能。目標の設定から、日々の行動管理、実績管理までPDCAサイクルをサポート。

NECはこれまで、ハンディ端末やPDA、法人向け携帯電話に対応した「信用金庫向け営業支援システム」を、全国で30以上の金庫(注8)に納入しており、このたびスマートフォンを加え、金融業界の業務効率化に貢献するソリューション関連事業を一層強化していきます。

以上

(注1) 理事長:堀口 哲彦、本店:港区三田
(注2) 2012年4月末時点の店舗数
(注3) 機器およびプログラムプロダクト、システム導入における標準費用。スマートフォンおよび通信事業者とお客様との契約に関する費用、またシステムに対する個別カスタマイズ費用は含んでいません。
(注4) 販売終了から5年間保守部品を確保。製品サイクルも個人向けよりも長い。
(注5) 金融業務で通常利用されるゼロ三桁の「000」ボタンを実装する、アプリケーションキーボード。
(注6) スマートフォンにおけるタッチ操作のうち、フリックは画面を軽く払うように指を動かし、画面内のページや項目を次へ移動する操作。ピンチイン/ピンチアウトは2本の指で画面をつまむように動かす操作
(注7) ブルートゥース。2.4GHzの周波数帯を用いて、携帯情報機器などで数メートル程度の機器間接続に使われる短距離無線通信規格及びその技術
(注8) ハンディ端末:2金庫、PDA:20金庫、法人向け携帯電話:9金庫


<本件に関する情報>
http://www.nec.co.jp/solution/finance/solution/sfa_smartphone/index.html

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC 第二金融ソリューション事業部 第三ソリューション部
電話:(03)5746-3910
E-mail:webstaff@fsp.jp.nec.com

【別紙】スマートフォンを活用した「信用金庫向け営業支援システム for
Android(TM)」の利用イメージ
http://www.nec.co.jp/press/ja/1206/images/0103-01-01.pdf


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