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Apple Geeks ― 第82回

iPhoneとコラボできるビデオカメラ「JVC GZ-VX770」(後編)

2012年06月01日 11時00分更新

文● 海上忍

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 本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。

 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。

コペルニクス的転回(?)
「持ち歩かない」デジタルビデオカメラもある!

 前編(第81回)で取り上げたJVCケンウッドのデジタルビデオカメラ「GZ-VX770」は、スマートフォンからネットワーク接続することで、離れた場所からの操作が可能になっている。iPhoneなどスマートフォンのムービー撮影機能に追い上げられつつあるデジタルビデオカメラにおいては、新機軸を開いたと評価できる機能だ。

 そしてもうひとつ、従来にない機能として「お出かけモニター」が用意されている。前編(第81回)で紹介した、内蔵のWi-Fiアクセスポイントに接続する「ダイレクトモニター」は、その名のとおりGZ-VX770に直接接続する機能だが、お出かけモニターはGZ-VX770をLANのノード、ネットワークの構成要素に変えてくれる。早い話が、家庭のLANにWi-Fiアクセスポイントを設置していれば、インターネット経由でiPhoneやPC/MacからGZ-VX770を遠隔操作できるのだ。

 この機能、デジタルビデオカメラ活用法のコペルニクス的転回(?)といえないこともない。考えてみてほしい。従来持ち歩くことを大前提としていたデバイスが、これからは自宅に置いたままにしても使えますよ、というメーカーからの提案なのだから。

 GZ-VX770など新しいEverio(エブリオ)シリーズ(Wi-Fi対応モデル)には、ウェブサーバーと動画ストリーミング機能が内蔵されており、「お出かけモニター」機能を有効にすると、動画の送出とクライアント側からの操作が可能になる。さらに製造元のJVCケンウッドは、ユーザー向けに「JVC DDNSサービス」というダイナミックDNSサービスを無償提供、一意のURLを利用し自宅のGZ-VX770へ接続することを可能にしている。

自宅のデジタルビデオカメラに映った映像を、外出先から見ることができるダイナミックDNSのアカウントはJVCケンウッドのウェブサイトで入手可能(無償)

 なお、「お出かけモニター」機能自体はネットワーク回線を選ばないが、クライアントアプリ「Everio sync.」はWi-Fi回線でなければ動作しない。iPhoneの場合、3G回線でもウェブブラウザー(Safari)経由でアクセスできるが、帯域の関係上Wi-Fi接続時よりコマの書き換え速度が低下するため、基本的にはWi-Fiベースのサービスと考えていいだろう。

クライアントアプリ「Everio sync.」はWi-Fiでの接続を前提とするため、3G回線では利用できない
Everio sync. App
価格無料 作者JVC
バージョン1.1.8 ファイル容量3.5 MB
対応デバイス全機種 対応OSiOS 4.3

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