ラネクシーが「ShadowControl ImageManager 5」販売へ
バックアップ「ShadowProtect」に高速レプリケーションオプション
2012年05月31日 06時00分更新
5月30日、ラネクシーは米ストレージクラフト テクノロジー(StorageCraft Technology Corporation)のバックアップ・災害復旧ソフトウェア「ShadowProtect 4(シャドウプロテクト 4)」のアドオン製品「ShadowControl ImageManager 5」の国内発売を発表した。
従来は「ShadowProtect ImageManager Enterprise 4」として販売していた製品だが、新機能であるストリーミング機能「ShadowStream」をはじめとする大幅な機能強化を行なうと共に、製品名称を変更した。
このShadowStreamは、オフサイトレプリケーション高速に行なうもので、独自プロトコルにより、従来の方式よりもより安全でハッキングを受けにくいデータ転送を行なう。また、通信障害からの自動再開機能など、データを安全に転送・保持するための強力な機能を搭載するという。
ほかに、数時間、あるいは数日かかっていたTBクラスのデータを持つサーバーの復旧作業を数分で完了するという「HeadStart Restore(HSR)」も搭載する。HSRは、ジョブを作成するとすぐに復元プロセスを開始。元のマシンにおいて作成されるバックアップの増分ファイルは、この復元ジョブに対して継続的に追加される。そして、サーバーが故障した場合、復元プロセスに最終調整を行ない、仮想環境を整える。あとはシステムをVHDかVMDKとして再起動するだけで、仮想環境におけるシステム復旧を実現するというものだ。
ShadowControl ImageManager 5は、必要な機能を必要なジョブ数だけ購入する新しいライセンス形態で提供する。このため、余計なコストをかけずに、バックアップの信頼性と事業継続性の向上、ダウンタイムの削減を実現できるという。