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用途を選ばず、長~く使えるマシンをIvy Bridgeで組む!

2012年06月02日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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美麗映像で映画やアニメを楽しめるBDドライブを搭載

 インターネットによるダウンロード販売が増え、人によっては、すっかり出番の少なくなっている光学ドライブ。DVDスーパーマルチドライブなら、2000~3000円前後と激安になっている。
 ただ、1枚のメディアに最大128GB書き込める最新のBDXL規格にこだわらなければ、BD-Rドライブも手ごろな7000円前後で購入できる。DVDスーパーマルチより、4000円程度割高になるが、キレイな映像で映画やアニメを観たり、BD-Rメディア(最大50GB)に大事なデータをバックアップしたり、ビデオカメラで撮影した子供の成長記録や結婚式といったイベントを編集して、キレイな映像のオリジナルBDを作ったりするなど、行なえることは価格差以上にある。

LITEON(PLDS)「iHBS312-27」
実売価格:7000円前後
URL:http://www.links.co.jp/item/ihbs31227/

LITEON(現PLDS)「iHBS312-27」。DVD/CDの書き込みに加えて、BD-R12倍速、BD-R DL8倍速、BD-RE DL2倍速書き込みなどに対応している

 そんなBDドライブのなかでもオススメなのが、最安クラスかつ、付属ソフトが充実しているLITEONブランドの「iHBS312-27」だ。
 安価ではあるが、昔から光学ドライブを製造・販売するLITEON(現:台湾PHILIPS & LITE-ON DIGITAL SOLUTIONS)製なので読み書き品質に問題はない。また、付属ソフトは映像再生や編集関連の定番メーカーとなるCyberLink製なので安心だ。
 もちろん、BD再生ソフトは3Dブルーレイの再生に対応。3D表示に対応する液晶ディスプレイやビデオカードがあれば迫力の3D映像を楽しめる。

お手ごろながら拡張性抜群なゲーミングPCケース

 あとは、PCケースと電源ユニットを選べばオススメ構成のチョイスはほぼ完了だが、PCケースはデザインやサイズ、拡張性といった違いが多く、好みが最もわかれるPCパーツといえる。編集部内でも、色やデザインにこだわる個性派や冷却・拡張性重視のフルタワー派、設置スペースの少ない小型派、とくにかく安価な価格派と、意見がバラバラに……。

Corsair「Carbide 300R」(型番:CC-9011014-WW)
実売価格:9000円前後
URL:http://www.links.co.jp/item/cc-9011014-ww/

Corsair「Carbide 300R」。リビングや机の横など、どこに置いても違和感ないシンプルなデザインになっている

 そこで、デザイン面はひとまず置いておき、PCケースの旬なポイントに対応しているPCケースを抽出した。
 その中から、“トップ部に水冷クーラーの「CWCH100」が取り付け可能”、“設置スペースに悩まないミドルタワー”、“ボード長のあるハイエンドビデオカードを搭載可能”、“PCケースファンを複数搭載できる”、“1万円アンダーの価格”といった内容でふるいにかけて選んだのが、Corsair「Carbide 300R」だ。

フロントには、標準で140mmファンを1基装備。追加で140mmもしくは120mmファンを1基増設できる

リア部分。拡張スロットは7スロットで、3個の水冷チューブ用ホールを備える。自作水冷の搭載が可能だ

 PCケースの旬なポイントの“USB 3.0対応フロントポートの装備”や“2.5インチHDD/SSDへの対応”、“裏面配線できるスペースの有無”、“CPUクーラー取り付け時に便利な大きめなCPUカット”、“ツールレスのドライブ固定機構”を網羅。

PCケースからマザーボードを外さなくとも、バックパネル方式のCPUクーラーを取り外しできる大きなCPUカットが備わっている

マザーボードの裏面部には、約18mmのスペースを確保。ケーブルは裏面を通して、キレイに配線できる。また、ケーブルホールが随所にあるで、ラクラク裏面配線できる

5インチベイ部。ベイ数は3基で、取り付けはネジ不要で行なえる

2.5/3.5インチドライブベイにレール式を採用。ネジでの固定になるが、マウンターを使わずに2.5インチSSD/HDDを取り付けられる

 さらに豊富なファン拡張性や最大400mmのロングボードに対応できる高い拡張性(ビデオカード搭載部のみ)、電源を取り付けるケース下部にダストフィルターを装備している。機能てんこ盛りで、9000円前後と手ごろな価格なのもチョイスの理由だ。

側面内部。ビデオカード搭載部に拡張ベイがなく、最大400mmのボード長に対応する

電源ユニット固定部。電源ファンを下向けに固定した場合にホコリの侵入を防ぐ、ダストフィルターを装備。取り外しは簡単なので、メンテナンスがラクラクできる

写真はハイエンドビデオカード「Radeon HD 7970」を搭載したもの。ビデオカードの有効長さは約400mmあり、発売されているビデオカードであればどんな長さのものでも搭載できる

ケースの足は、しっかりした作りで震動を緩和させる足ゴムが備わっている。改造になるが、キャスター化できそうだ

 ドライブベイ数は5インチベイ×3、2.5/3.5インチシャドウベイ×4という構成で、2.5インチHDD/SSD以外は、ツールレスで取り付け可能だ。ファンは標準でフロントに140mm×1、リアに120mm×1を搭載。さらにフロントに140/120mm×1、トップに140/120mm×2、サイドに140/120mm×2を増設可能になっている。最大7基のファンを搭載できるので、CPUのオーバークロックやハイエンドビデオカードを搭載しても冷却面での不安はないといえる。本体サイズは211(W)×495(D)×474(H)mmで、重量は6.4kg。

トップ部。140/120mmファンを2基増設できる。水冷CPUクーラーの「CWCH100」のラジエータを固定できる

側面パネル。ちょうど、ビデオカードに風があたる位置に、140/120mmファンは2基増設できる

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