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プログラム容量が約20分の1になった「Liberty Profile」を用意

軽量実行環境が付属!WebSphere Application Server最新版

2012年05月28日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 5月25日、日本IBMはWebアプリケーションサーバーの新バージョン「WebSphere Application Server V8.5」を発表した。使用料金は30万5700円から。

「WebSphere Application Server V8.5」には可用性を高める機能が搭載される

 本バージョンでは、軽量な実行環境「Liberty Profile(リバティ・プロファイル)」が追加された。Webアプリケーションに必要な機能に限定したことで、従来1ギガバイト以上だった容量を50メガバイト以下、約20分の1に軽量化した。これにより、メモリの使用量を大幅に削減し、起動時間も5秒以内に短縮。Webアプリケーションの開発者のストレスを軽減し、開発効率が大幅に向上するという。また、本番環境で活用することで、メモリの使用量を最小限に抑えることが可能だ。

 また、Network Deploymentエディションでは、従来オプションとして提供されていた可用性の機能、

  • アプリケーションサーバーの動的なクラスタリングとサービスレベルに基づきリクエストの優先制御を行なう「WebSphereVirtual Enterprise」
  • 1台のアプリケーションサーバーにおいてバッチ処理とオンライン処理を制御し運用を効率化する「WebSphere Extended Deployment Compute Grid」

が統合される。

 使用料金に変更はないため、アプリケーションサーバーの可用性向上とアプリケーション処理の効率化を実現したいユーザーは、新バージョンのNetwork Deployment エディションを活用することにより、従来のバージョンと比較して初期投資を約2分の1に削減できるという。

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