ファンケルがクレンジングオイルの特許権を侵害されたとして、ディーエイチシーに約7億1000万円の損害賠償を求めていた訴訟で、東京地裁は5月23日、DHCに約1億6500万円の賠償を命じた。
問題の商品は、DHCが2009年1月に発売した「DHC マイルドタッチ クレンジングオイル」。ぬれた手でも利用できる点が特徴で、ファンケルも同種の商品を開発し同8月に特許を取得した。
判決では、オイルの成分の組み合わせがファンケルの特許権を侵害していると判断。ただしDHCが昨年12月に製造販売を終了したとして、販売差し止めや廃棄の請求は認めなかった。