富士通 WEB MARTで「グレアパネル」「ノングレアパネル」を選択できる
トップカバーを開いた内部は黒で統一されている。パームレスト部分も金属パーツで、手で触れるとひんやりとした感触だ。ディスプレーはパネル部とベゼル部に段差のないフルフラット構造を採用。店頭モデルでは光沢加工が施された「フルフラットファインパネル」のみを採用しているが、富士通 WEB MART 限定 カスタムメイドモデルでは試用機と同じ非光沢のフルフラットノングレアパネルも選択できる。
家庭でのエンターテインメント用途ならば、動画/写真、ゲームなどを鮮やかな発色で楽しめるグレアパネルが好まれ、狭額縁液晶の美しさが“目に楽しい”。一方、ビジネス用途ならば目が疲れにくいノングレアパネルが根強い人気だ。また、Ultrabookの場合モバイル用途で使いたいユーザーが多いはずだが、グレアパネルの場合は屋外では周囲の光で画面が見にくくなってしまうことがある。周囲の光の反射が少ないノングレアパネルのほうが、屋外を含めた環境に対応しやすいことを考えると、このオプションはうれしいところだ。
薄型ながらしっかりしたキーボードで使いやすい
キーボード周辺の奥側には、ラインアートのような模様が刻み込まれている。ヒンジ近くの密度が高く、手前に向かってだんだんと密度が薄くなる模様は、ちょうど中央部分のところで終わっており、手が触れやすい場所には模様がない。そしてパームレストの右端には指紋センサーが搭載されている。
キーボードは、アイソレーション(浮き石)タイプのキーを採用しており、サイド部分がキートップ部とは違う色で塗られた「サイドカラーキー」となっている。キーが少し浮き上がって見えるため視認しやすく、デザイン的にも面白いと感じさせてくれる。
またキーピッチは約19mmと十分で、キーストロークは1mm程度。薄型ボディだけあってキータッチとしては押し込んだ実感はあまりないが、キーのぐらつきはなく、どこを押してもしっかり反応してくれるため、文字を入力しにくいという感覚はない。キーボード全体も、中央部をかなり強く押さない限りたわみの出ない作りで、なかなか使いやすい。
タッチパッドは、クリックボタンが一体化した「フラットポイント」で、さらさらと指すべりのよい表面加工で扱いやすい。クリックボタンを使う場合は、フラットポイントの手前側部分の左右を押せば反応するため、位置を確認せずともサクサクと利用できる。また、よく見るとうっすらとT字型のラインが入っており、注意深く触れると指先でその凹凸を感じることができる。