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KDDIウェブ、共用サーバーに無償のステージング環境

2012年05月21日 13時00分更新

文●Web Professional編集部

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 本番環境と同様のテスト用環境を無償で提供します――。「CPI」ブランドでレンタルサーバー事業を展開するKDDIウェブコミュニケーションが、6月7日からこんな新サービスを始める。インフラの構築が苦手な制作者やリソースの少ない中小制作会社に朗報となりそうだ。

 新サービスの「SmartRelease」は、サーバーの内部パスやPerl/PHP/MySQLのバージョンなどが本番環境と同じステージング環境を用意し、本番環境へスムーズにリリースできるサービス。同社の共用ホスティング「シェアードプラン ACE01」(月額3990円~/容量無制限)のユーザーを対象に無償で提供される。

 SmartReleaseではステージング環境にアップロードしたファイルを管理画面上の操作で本番環境へコピーできるほか、ステージング環境/本番環境ともに1日1回自動的にバックアップが取得される。誤ってファイルを削除したり上書きした場合に管理画面から速やかにリカバリできるのも利点だ。

 SmartReleaseは、同社が顧客向けに実施したアンケート調査の結果から生まれたサービスだという。テスト環境では問題なく動作していたプログラムが本番環境で動作しなかったり、ファイルのアップロード漏れによってリンク切れが起きたりといったトラブルが、SmartReleaseによって防げるとしている。

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