Ubuntu的な「いまどきの仮想化」って何?
編集S:一般人でも「いまどきの仮想化」とかクラウドサービスに手を出す意味ってあるので?
ミズノ:マシンがなくてもテストができるとか、新バージョンをちょっとだけ触ってみる、とかが簡単にできることかなぁ。
編集S:それ一般人にうれしい?
あわしろいくや:呼びましたかな。
編集S:呼んでません。
あわしろいくや:くすん。
さかもっちー:自分で「いまどきの仮想化」ホストを持つのは大変だけど、クラウドサービスなら簡単に借りられるぐにゅぅ。一般人でも大丈夫!
瀬尾浩史:なんか触ってみる気になったペン。
hito:その手のやつを試す場合、Ubuntu的にはJujuから試してくださいって感じかなぁ。
編集S:Jujuってどんなん?
小林:りりぷしゅー。
あわしろいくや:リリースノートに書いてあると主張したいようですな。
小林:ぷしゅーぷしゅー(こくこく)。
やまね:EC2とかコンテナを使って、「設定済みのマシン」を簡単に作るためのもの、とかどこかで聞いた気がする。
ミズノ:Amazon EC2の契約があれば、ちょっとだけ設定を書いて「juju bootstrap」ってやるだけでマシンが生成されるものですね。
hito:juju bootstrapってやると「司令塔」マシンが起動して、「juju ssh 0」ってやるとそのマシンにログインできます。あとは「司令塔」マシンを好きな環境にして遊んで、終わったら「juju destroy environments」で全部削除、みたいな使い方ができます。ほんとはそーいうものではないんですけど。
編集S:え、それだけでマシンが準備されて触れる?
hito:触れる触れる。クラウドの向こうでなんかごりごり展開してるので、待ち時間ありますけど。こんな感じ。
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Jujuを使って「簡単に仮想マシンを作る」操作をしているところ、らしい。仮想マシン2台を構成してWordPressが動いてるということらしいぞ |
やまね:ちょっとスゴイ気がしてきた。
hito:本来は、「司令塔」マシンからさらにサービス用のマシンセットアップしたりとか、大量のサーバーをセットアップするためのものなんですけどね。そんでも「使い捨てできるマシン」がいつでもお手元に、ってのは結構大きいと思います。EC2だと使い捨て一回につき、せいぜい$1とかだろうし。一日ずっと使ってそんなもん。
編集S:従量課金なのがコワイけど、ちょっとした実験環境のためならアリなんだろうなぁ。sshでいいなら。
瀬尾浩史:必要に応じてマシン生成って……未来のツールペン……。
hito:ちなみに、モード切り替えるとコンテナマシンを作ったりもできます。
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