このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

性能も機動力も最高峰! 「VAIO Z」ロードテスト 第11回

最新ゲームもサクサク! 「VAIO Z」のゲーム性能を探る

2012年05月15日 11時00分更新

文● 高橋量

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 仕事の合間に、ちょっとゲームで遊びたくなることもあるだろう。しかし、一般的なモバイルノートでは3D性能が低く、ゲームを快適にプレーするのは難しい。そこで、オススメしたいのが「VAIO Z」なのだ。外付けGPUで描画性能をパワーアップできるVAIO Zなら、最新ゲームも問題なく楽しめる。連載第11回では、VAIO Zのゲーミング性能について探ってみよう。

標準仕様(店頭)モデル「VPCZ239FJ/B」。「Power Media Dock」が付属する。本体カラーはブラックのみ

試用機の主なスペック
製品名 VAIO Z
型番 VPCZ239FJ/B(Black)
CPU Intel Core i5-2450M(2.5GHz)
メインメモリー 4GB
ディスプレー(最大解像度) 13.1型ワイド(1600×900ドット)、LEDバックライト、低反射コート
グラフィックス機能 AMD Radeon 6650M(1GB、Power Media Dock接続時)、Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
ストレージ 128GB 第3世代SSD RAID(64GB×2)
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(Power Media Dock接続時)
本体サイズ/重量 約幅330×奥行き210×高さ16.65mm/約1.165kg、Power Media Dock:約幅148×奥行き220×高さ16.65mm/約685g
バッテリー駆動時間 付属バッテリーパック:約9時間、別売バッテリーパック:約9時間(内蔵用)、約17.5時間(内蔵用+拡張用)
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit)

Power Media Dockの外付けGPUで
描画性能をパワーアップ!

 VAIO Zは、状況に応じてふたつのGPUを使い分けるハイブリッドなシステムを採用している。VAIO Z本体のみの場合は、CPU内蔵のIntel HD Graphics 3000を使用。描画性能はそれほど高くないが、消費電力を抑えられる点が最大のメリットだ。文書作成など描画性能を必要としない作業で使うぶんにはまったく問題はない。

 VAIO Z用の「Power Media Dock」を接続すると、GPUが外付けのAMD Radeon 6650Mに切り替わる。Intel HD Graphics 3000に比べ描画性能は大きく向上するが、Power Media DockにACアダプターを接続しなければならないため、持ち歩きでの使用には不向きだ。

VAIO Z本体と付属のPower Media Dockを接続することで、外付けGPUであるAMD Radeon 6650Mを利用できる

AMDのディスプレーユーティリティ。Power Media Dockを接続時のグラフィック設定や描画パフォーマンスの調整が可能

 ゲームによって異なるが、外付けGPUを使うことで動きの重いゲームがスムーズに動くようになることもある。ちなみに、「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」のベンチマークでは、Power Media Dock接続時と非接続時とで、スコアに2倍以上の差が付いた。試用機の場合はCPUがCore i5-2450M(2.5GHz)のため、購入時のカスタマイズでCore i7-2640Mを選ぶとスコアはさらに高くなる。

VAIO Z本体のみのベンチマーク結果

Power Media Dock接続時の結果

 VAIO Z本体だけでもある程度ゲームをプレーできるが、快適にプレーしたいならPower Media Dockを接続したほうがいい。ビデオメモリーも1GB利用できるため、3Dを使わない2Dゲームでも描画が高速化する点がメリットだ。さらに、GPUはデスクトップの描画処理も行なうので、ゲームをプレーしていないときでも普段の作業が高速になるだろう。

 なお、今回は4種類のゲーム系ベンチマークソフトを使い、VAIO Zでどれだけ快適に遊べるのかを検証した。試用機のCPUがCore i5-2450M(2.5GHz)である点、またすべてPower Media Dockを接続した状態でテストしている点に注意していただきたい。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中