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“稼げる”キーワードで前年比132%、近江牛.com

2012年05月28日 11時00分更新

三浦たまみ

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 ゴンウェブコンサルティングでは、7つの工程を経てECサイトのリニューアルを進める。このうち、現在のサイトの強みや弱みを把握したうえで、誰に、何をアピールしていくのか考える「2.戦略立案」が要になる。そのために、アクセスログの解析などで、現状のサイトを綿密に調べる「1.環境調査・サイト分析」が重要になる。

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ECサイトリニューアルの進め方(ゴンウェブコンサルティング:http://www.gonweb.co.jp)

 では、「1.環境調査・サイト分析」とは、具体的に何をするのだろうか。

ターゲットや商品を見直す

 ゴンウェブコンサルティングでは、Google Analyticsなどを使いながら、次のような順序で『近江牛.com』の環境調査・サイト分析を進めた。

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「1.環境調査・サイト分析」の大前提となるのは、GoogleやYahoo!などの検索サイトからの訪問者分析だ。目的のWebサイトにアクセスする場合、多くの人が検索サイトに検索キーワードを入力して表示された検索結果から目的のWebサイトを探し出す。そのため、どのような検索キーワードを使って検索しているのかは重要な情報だ。多くの人が使う検索キーワードに合致するWebサイトであれば、あるほど検索結果の上位に表示され、Webサイトに訪問してくれる率が高くなるからだ。根底にあるのはSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)の考え方だ
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「どんな検索キーワードで『近江牛.com』に来店したか」を解説する村上さん

《1》の「どんな検索キーワードで『近江牛.com』に来店したか」で検索キーワードを抽出したあと、《2》の「ユーザーをモデル化/グループ化」に進む。ユーザーのモデル化/グループ化とは、一言でいえば、“同じ興味を持つのユーザー”をまとめていく作業だ。『近江牛.com』のサイトリニューアルのディレクションを担当した村上佐央里さんはこう話す。

「『近江牛.com』へ来店してきた人たちが、〔近江牛〕、〔すき焼き〕、〔焼肉〕、〔国産牛〕、〔贈答品〕などさまざまな検索キーワードから、『近江牛.com』に来られています。もちろん、近江牛に限らず、〔松阪牛〕、〔神戸牛〕といったブランド牛を探している人もいます。このように、ユーザーがサイトに訪れる検索キーワードから目的を分析して、〔近江牛〕が目的のグループ、〔すき焼き〕のお肉が目的のグループ、〔贈答品〕が目的のグループなどに分けていきます」

 続いて、グループ化したユーザーの市場規模と市場獲得率をチェックをする《3》の「ユーザーグループごとの市場規模と市場獲得率をチェック」は、〔近江牛〕が目的のグループ、〔すき焼き〕のお肉が目的のグループ、〔贈答品〕が目的なグループなど、それぞれのグループごとに市場規模と市場獲得率をチェックしていく。簡単にいえば、「〔近江牛〕よりも〔贈答品〕のほうが市場規模は大きいが、市場獲得率は低い」というようなことを分析する。そして、《4》「ニーズ(市場規模)ごとに、どのぐらいの購入見込みがあるかをチェック」へと進めていく。その調査結果は以下の図の通りだ。

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検索キーワードごとにグループ分けをして、購入見込み期待度と市場規模を考えると図のような三角形型になる

近江牛.com

http://www.omi-gyu.com/

  • 運営会社:株式会社サカエヤ
  • オープン:1997年(創業1988年)
  • 年商:非公開
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