5月10日、ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は法人向けのクラウドサービス「中小企業向けBCPソリューション」を発表した。ストレージと業務アプリケーションをパッケージ化し、BCP(事業継続計画)を低コストで実現する。
東日本大震災以降、注目の高いBCPだが、サーバーの二重化やバックアップなどは中小企業にとってはまだまだ敷居が高い。今回、Yahoo! JAPANは、中小企業のBCPにノウハウを持つ協同組合横浜マーチャンダイジングセンター(以下、MDC)、および業務アプリケーションの配信「KitASP Service Delivery Network(KSDN)」を提供するきっとエイエスピーと共同で中小企業向けBCPソリューションを開発したという。
中小企業向けBCPソリューションは、ストレージサービスとシンクライアントサービスをパッケージ化。また、バックアップのみならず、100種類以上の業務アプリケーションをSaaS型で利用する仕組みをワンパッケージで提供するという。OpenVPNを用いたセキュアなVPN接続も可能になっている。
利用料金は初期費用5万円で、企業あたり月額7500円(ともに税別)で、月単位の契約が可能になっている。