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超便利なモバイルプロジェクター「QUMI Q2」を使い倒してみた! 第2回

モバイルサイズでもアニメ鑑賞は楽々だ!

プロジェクターQUMI Q2を駆使して二次元嫁を愛でる

2012年06月13日 11時00分更新

文● 外村克也

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「QUMI Q2」をPS3と接続するだけで、お手軽BD鑑賞環境のできあがり。これで90インチの大画面を堪能できるとは驚きだ!

面倒な設定はすべて自動認識! 予備知識ゼロで大画面を独り占め

 テレビにつないでいたPS3をはずし、プロジェクターに接続。ミニHDMI-HDMIケーブル1本でつながるので、あっという間に設置完了。一般的な6畳間での使用を考えて、プロジェクターからスクリーンまでの距離を1.2mほどにセット。投影してみると32V型テレビとほぼ同じサイズになった。まずはこの大きさで見てみようと思う。

 当初はできるだけキレイな映像で試したくて、日没後に鑑賞するつもりだったが待ちきれない。日中で環境光も強かったが、試しに投影することにした。時刻は16時半。部屋はブラインドを閉じても小説を読めるくらいには明るい。そんな状態でPS3を起動。入力ソースが自動でPS3に切り替わったので、PS3のメニュー画面からBDを再生してみた。

太田「気軽にプロジェクターを使いたい人にとって、解像度やアスペクト比の設定は鬼門ですから、自動認識機能はありがたいです」

太田 「あれっ、普通にキレイなんですけど! これはぜんぜんアリですよ。本体があまりにも小さいので正直、期待してなかったんですけど。HDMI接続だからか、色のにじみもなくてシャープに見えます。

 このアニメの1、2話はバトルシーンが結構暗めの描写なんですよ。でも、『QUMI Q2』は環境光が強くても、暗部をしっかり表現できてます。そういえば、特に設定してないけど、解像度やアスペクト比も合っているんですよね。HDMIで接続さえすれば自動認識するってのは地味に便利です」

 少し興奮気味の太田に、コンパクトなLEDプロジェクターの多くは100~200ルーメンほど。「QUMI Q2」はその1.5~3倍の300ルーメンの明るさなのだとドヤ顔で説明。そして今度は若干画面サイズを拡大して、今夏放送予定アニメのPVを一足先に観てみた。

太田 「こちらもいい感じです。大画面だとアクションシーンが映えますね! テレビ放送が待ち遠しい……いっそのことプロジェクターを本気で考えるべきかなあ。

 ところで、会社の天井から吊り下がってるようなプロジェクターって照度が2000ルーメンくらいあるんですよね? それに比べてこちらは300ルーメンなのにあまり違和感を感じないのは、壁面までの距離が近いからでしょうか」

 鋭い。プロジェクターとスクリーンの距離が開くほど光量は落ちる。ハイエンドのプロジェクターはサイズも重量も大きいので、設置自由度が低い。その代わり、遠くからの投影でも明るく見えるよう、極めて高い照度を持っているのだ。

 逆に「QUMI Q2」は、コンパクトかつ軽いおかげで設置自由度がとても高い。だが当然、スクリーンとの距離は300ルーメンなりの距離に限られる。カタログや実際に使った感覚から推測するに、3m強までが適正な投影距離だろう。

 要するに「QUMI Q2」は、プロジェクターの設置には向かず、かと言って大画面テレビでは大げさすぎる、6~8畳程度の部屋で大画面を体験しやすいよう作られたデバイスなのだ。

3mからの投影だと90インチ相当の画面サイズになるので、本来の領域である小~中会議室/ワンルームでの投影にはちょうどいい

 設置場所を変えて試してみることにした。せっかくプロジェクターを使っているなら大画面で映像を楽しみたいものだ。部屋の端から投影すれば、壁一面に映るんじゃないだろうか。プロジェクターから壁までの距離はおよそ3m。6畳の端に設置して、反対側の壁に投影するイメージだ。電源をオンにすると壁一面に映像が広がった!

太田 「おお~。90インチくらいありますかね。これだけ大きいと迫力ありまくりですよ! とにかく没入感がすごい。パソコン用の大画面モニターなんかに比べると、上下左右の視野角の違いから来る色ムラがプロジェクターでは起きないっスね。いや、当たり前なんでしょうけど。覗き込まずラクな姿勢で観られるのもいい」

これは、ゲームであっても遊びではない――
『ソードアート・オンライン』2012年7月よりTVアニメ放送開始予定

(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

●あらすじ
 2022年。人類はついに完全なる仮想空間を実現した。
 VRMMORPG(仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム)「ソードアート・オンライン」のプレイヤーの一人であるキリト。
 SAOの世界を満喫していた彼は、ログインした他の1万人のプレイヤーと共にゲームマスターから恐るべき託宣を聞かされる。
 それは、ゲームをクリアすることだけが、この世界から脱出する唯一の方法であること。
 そして、このゲーム内でゲームオーバーは、現実世界での“死”を意味すること。
 それが、このゲームの恐るべき全貌であった。
 キリトは、いち早くこのMMOの“真実”を受け入れ、パーティーを組まないソロプレイヤーとして、終わりの見えない死闘に身を投じていく……。

●放送/配信スケジュール
<放送局>
TOKYO MX 7月7日より毎週土曜日24:00~
とちぎテレビ 7月7日より毎週土曜日24:00~
群馬テレビ 7月7日より毎週土曜日24:00~
テレビ神奈川 7月7日より毎週土曜日24:00~
テレビ埼玉 7月7日より毎週土曜日25:30分~
テレビ愛知 7月7日より毎週土曜日25:50分~
毎日放送 7月7日より毎週土曜日27:28分~
北海道放送 7月7日より毎週火曜日26:48分~
RKB毎日放送 7月7日より毎週水曜日26:45分~
チバテレビ 7月8日より毎週日曜日25:00~
BS11 7月14日より毎週土曜日24:00分~
AT-X 7月8日より毎週日曜日23時30分~/土曜日17:30分~/日曜日10:30分~リピート放送あり
にて放送予定
キッズステーションでも放送予定
※放送時間は変更となる場合がございます。

<配信>
ニコニコ動画、バンダイチャンネルでも配信予定

●原作
電撃文庫『ソードアート・オンライン』1~9 好評発売中
最新刊『ソードアート・オンライン10 アリシゼーション・ランニング』7月10日発売!
著/川原 礫 イラスト/abec

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