このページの本文へ

iPad対応の新アプリが使えるパイオニアAVアンプ登場

2012年04月26日 13時00分更新

文● ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
「VSA-922」

「VSA-922」

 パイオニアからAVアンプ新製品として、7.2chの「VSA-922」と5.1chの「VSA-822」が登場した。発売はいずれも5月下旬の予定で、希望小売価格はVSA-922が8万4000円、VSA-822が5万6000円となる。

 同社のVSAシリーズはミドルクラスに位置するマルチチャンネルAVアンプシリーズで、従来はVSA-1021/921/821という3ラインナップで展開していた。このミドル(VSA-921)とローエンド機(VSA-821)の後継機がVSA-922とVSA-822となる。

「iControlAV2012」の画面。設定項目がアイコンで表示されており、このアイコンがボールのように動く

「iControlAV2012」の画面。設定項目がアイコンで表示されており、このアイコンがボールのように動く

 922は最新のスマートフォン/タブレット用アプリの「iControlAV2012」に対応し、iPhoneやiPod touch、iPad、Android端末でのリモートコントロールが可能。iControlAV2012はサウンド調整機能がアイコン表示になるなど直感的で分かりやすいユーザーインターフェースを採用し、タブレットのような大画面端末にも対応する。

922は上級機の内部構造(ダイレクトエナジーデザイン)を継承。高剛性を高めて制振性を向上させている

922は上級機の内部構造(ダイレクトエナジーデザイン)を継承。高剛性を高めて制振性を向上させている

 922本体の機能では、サブウーファー用のプリアウトが0.1chから0.2chとなり、2台のサブウーファーが接続可能となった。また、新たにUSBストレージなどに保存された192kHz/24bitのWAVとFLACファイルの再生が行なえるようになった。

 低域の効果音成分(LFE)の位相のずれを自動的に補正する「オートフェイズコントロールプラス」を搭載するほか、フロントスピーカーとサラウンドスピーカーの間の音を仮想的に補間する「バーチャルワイド」機能を新たに搭載。従来からの「バーチャルハイ」(上方)、「バーチャルサラウンドバック」(後方)を組み合わせることで、最大11.2chで再生しているような仮想音場が実現できる。

背面パネル。HDMI入力が6系統となっている

背面パネル。HDMI入力が6系統となっている

 HDMI入力は従来の4系統から6系統になり、SD映像を1080pまでアップスケーリングする機能や映画コンテンツなどを24p出力する機能、I/P変換機能も新たに搭載。入力信号の転送レートに合わせて最適な音質補正を行なう「オートサウンドレトリバー」はHDMI ARC(オーディオリターンチャンネル)にも対応する。

「VSA-822」

「VSA-822」

 822はDLNA(1.5)やインターネットラジオ、AirPlay、Windows 7のメディア共有機能といった機能を新たに搭載し、ネットワークに関しては922とほぼ同等になった。

小型端末用のコントロールアプリ「ControlApp」に対応する

小型端末用のコントロールアプリ「ControlApp」に対応する

 iControlAV2012には対応しないが、代わりにiPhoneやiPod touch、Android端末用のコントロールアプリ「ControlApp」に対応する。ControlAppはスマートフォンなどの小型端末向けのアプリとなる(Androidタブレットなどでも利用は可能だが、画面は最適化されていない)。

922と同じくHDMI入力は6系統だ

922と同じくHDMI入力は6系統だ

 922と同様に192kHz/24bitのWAVとFLACファイルに対応するほか、従来4系統だったHDMI入力が6系統になっている。

■関連サイト

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中