このページの本文へ

最優秀ゴールド賞にサイエンティアの「SmartCompany」が選出

KVH、「東北応援アプリケーション開発コンテスト」の結果を発表

2012年04月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 4月20日、KVHは宮城県仙台市内のホテルで「KVH東北支援アプリケーションコンテスト」の決勝プレゼンテーション大会と表彰式を実施した。KVH東北支援アプリケーションコンテストは、震災復興支援プロジェクトの一環として、岩手、宮城、福島に在籍するソフトウェア開発会社を対象に開催されたもの。

 昨年の11月1日から募集され、最終選考では10社13作品の中がエントリ。会場において、サービス内容、ビジネスモデル、システム構成などの観点から厳正な審査が行なわれた。

プレゼンテーション大会の模様(KVH提供)

 最優秀ゴールド賞は宮城県仙台市を本社とするサイエンティアの「SmartCompany」が受賞した。ERPや給与システムとは観点の異なる人材管理に主眼を置いた人事管理アプリケーションで、製品ジャンルの新規性や機能、市場性などが高く評価された。

 シルバー賞にはPCとモバイルデバイスの統合管理を実現するクラウドサービス「WinView」(アップラン 本社:岩手県花巻市)、ブロンズ賞にはプログラムの動作状態をクラウド上で評価する「Aizu Online Judgeプロジェクト」(デザニウム 本社:福島県会津若松市、会津大学)が選ばれた。また、審査員特別賞として、CADデータをPDFファイルに変換する「ZumenPDFserver Webブラウザ版」(マイクロアーツ 本社:福島県会津若松市)、他ユーザーへの賞賛機能をコミュニケーションツールに取り込んだ「ActLog(アクトログ)」(きょうりつ工房 本社:岩手県盛岡市)が受賞した。

 KVHのCEOのリチャード・ウォーリー氏は、今回のコンテストを進めた背景について「KVH自身の立場を活かして、被災地において、長期的に意味のある支援を進めようと考えた。持続的な成長には新しいエコノミーとイノベーションが必要になる」と語った。受賞作品には、KVH IaaSプラットフォームの無償利用に加え、KVHから国内外向けのマーケティングや営業支援が提供される。

■関連サイト

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード