天才猫とBD少女 第7回

動画素材をPCで編集してBDに焼く方法を伝授

かふか、映像を編集してオリジナル映画のBDを作るよ！

「ほほー、映画ですかニャ」

「最近は撮影機器も安くなったし、素人でも簡単に映像作品を作れるようになったからね」

そしていつものように、かふかと大五郎の裏方トークが始まります……

「ふっ、機材は買えてもお金では手に入れられないものがあるニャ」

「な、なに？」

「センスとスキルだニャ！　見るのとやるのは大違いなのニャ！」

「ま、または君はそういう残酷なことを……」

ビデオカメラの画質に注意

「さて、この世界の現実を知ってしまった皆様に、動画を撮るのに必要なものを解説するニャ」

「本格的にやるならマイクやら照明やらいろいろ必要だけど、まずはビデオカメラだね」

「最近のビデオカメラは高性能だから、一台でも大活躍だニャ」

「まずは解像度について主立ったものをちょっとおさらいしてみよう」

デジタル放送の解像度
通称	ピクセル数（横×縦）
HDTV（フルHD、BS)	1920×1080
HDTV（地上デジタル）	1440×1080
DVD	720×480
ワンセグ	320 ×180　もしくは320×240

「市販されているBlu-ray Disc™の映像は、フルHDの解像度で作られているニャ」

「高画質の映像を撮りたい場合も、『フルHD対応』と書いてあるビデオカメラを選ぼう」

「ちなみに、デジタルカメラでも最近はフルHDの動画が撮れるものがあるニャ」

「機械ってどんどん進化していくんだね……。でもデジカメで撮れるんだったらわざわざビデオカメラを用意する必要もないのかな？」

「ちょっとしたカットを撮るくらいならデジカメでも十分だニャ。でも録画時間が短かったり、ズーム機能が足りなかったりするから、ハイクオリティな動画を撮りたい場合は力不足なのニャ」

「用途に応じて使い分けようってことだね」

映像を編集できるマシンも

「動画をちょっと編集するだけならレコーダーでも作業できるけど、複数の動画を連結したりBGMを加えたい場合は、パソコンで作業しないとだね」

「解像度の高い映像を作りたい場合、パソコンもそこそこの性能が必要になるニャ」

「どこに気をつけてパソコンを選べばいいのかは、第3回を参考にしてね」

Blu-ray Disc™ならフルHDや3Dの映像を保存できるニャ

そして必要なのは……

「そして映像作品を作るのに必要なのが、機材とセンスとスキルの他にあとひとつあるニャ」

「まだあるの！？」

「根気と時間だニャ。どんな有名監督でも1日や2日ですごい映画は作れないのニャ。こつこつ頑張るしかないのニャ」

「だ、大五郎君がかっこいいことを言っている……」