公衆無線LANが優秀なソフトバンク
力の入れ具合が違う?
ソフトバンクの計測場所は以下の通り。
A:JR東京駅 構内のKeiyo Street 電波強度4~3(14:20開始)
B:JR新宿駅 南口改札外・ルミネ2近く 電波強度3(15:15開始)
C:JR横浜駅 中央南改札内 電波強度4~3(11:30開始)
D:JR大船駅 スターバックス内 電波強度4(17:40開始)
3G | 無線LAN | |||
---|---|---|---|---|
下り | 上り | 下り | 上り | |
地点A(JR東京駅) | 3.16Mbps | 1.02Mbps | 2.81Mbps | 860.80kbps |
地点B(JR新宿駅) | 1.52Mbps | 1.01Mbps | 8.85Mbps | 1.05Mbps |
地点C(JR横浜駅) | 2.11Mbps | 962.12kbps | 1.67Mbps | 776.70kbps |
地点D(JR大船駅) | 1.13Mbps | 98.23kbps | 4.28Mbps | 897.36kbps |
ドコモでは通信速度がふるわなかった新宿駅で、公衆無線LANの下りが8.85Mbpsを計測した。また今回はどの地区でも公衆無線LANスポットを容易に見つけやすく、24万ヵ所はダテではないと感じた。
比較的回線が空いていると言われる、1.5GHz帯対応のULTRA SPEED対応のスマートフォンを使えば3Gが勝つ場面もありそうだが、通信速度が遅いと感じたら公衆無線LANを使ってもよさそうだ。ソフトバンクの場合は「使う意味がある」と感じた。このあたりは「つながらない」という声への対策として、いち早く公衆無線LANスポットに力を入れてきた効果が出ているのかもしれない。
高速通信対応機種が増えると
公衆無線LANは遅く感じるかも
今回は携帯キャリア系の公衆無線LANサービスを使ったが、各社スマホ用の専用アプリを提供しており、自動的に無線LANスポットに接続できる場合は、スポット内に入れば自動的に接続するので、「3Gより高速の無線LANが使えて便利」と思いこんでしまいがちだが、今回の測定結果を見るとそうとは限らないようだ。
無線LANをオフにして3Gにつなげたほうが速い場面は、実際に少なくなかった。特にWiMAXやXi、ULTRA SPEEDのような高速通信サービス対応のスマートフォンならば、公衆無線LANサービスは(速度的には)あまり意味が無いかもしれない。無線LANへのオフロードを進めているキャリアの狙いには反するが、ユーザー側からの視点としては、柔軟に切り替えて使ったほうがよさそうだ。
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