このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第17回
フリスクサイズの携帯電話を使い倒した
超絶小型PHS「ストラップフォン」こそがスマートなフォンだ!
2012年04月17日 12時00分更新
小さいながらも電話機としての機能はバッチリ!
機能的には、音声通話は当然として、ライトメール(インターネットメールは使えない)と赤外線通信、リモートロック、リモートロック代行サービスがある。液晶サイズは1型、解像度96×64ドット。メインメニューはアイコンなので、遠目でもなんとなくで操作できるが、各種メニューは最大4行でなるべく文字が大きくなるよう配慮されているものの、目から30~40cmの距離が限界。腕を伸ばした状態でも視力1.0で視認できる大きさではあるが、注視しなくてはならなかったので、やはりちょっと顔に近づける必要がある。
だが、中央に十字ボタンと決定ボタン、そしてファンクションもあるため、慣れてくると発信時やライトメール作成時以外は、画面を見なくても済むようになるだろう。
さて、本体が小さいため「ライトメールが打ちにくいのでは?」というイメージが先行しやすいが、実際には真逆だ。キーは丸みを帯びており、かつ縦列のキー間隔は約2mmで、指の腹で感覚的にキー位置を把握しやすくなっている。横列ではキーとキーが密着しているのだが、親指で全部のキーが隠れにくいので、見えているキーを頼った入力でも安心だし、キーとキーのつなぎ目が指先でわかりやすくなっている。画面を中心にしてキーをぼんやりと視界に入れて打ってみると、おそろしく快適だった。このあたりは「X PLATE(テンプレート)」や「SOCIUS」など、小型端末ながらも打ちやすさにこだわってきたウィルコムならではといったところだ。
カラーバリエーションはブラックのみ。見た目がキュートなので、カラバリを増やしてもよさそうだ。そのほかのスペックを見てみると、連続待受時間は約200時間、連続通話時間約2時間、充電時間約2時間、バッテリーは360mAh。電話帳は1000件で、1件あたり3つの電話番号やメールアドレスを登録できる。別途、microUSB対応イヤホンマイクがあれば、ハンズフリー通話も可能だ。
「ストラップフォン WX03A」の主要スペック | |
---|---|
メーカー | エイビット |
ディスプレー | 1型液晶 |
画面解像度 | 64×96ドット |
サイズ | 約32×70×10.5mm |
重量 | 約33g |
連続待受時間 |
約200時間 ※アップデートで280時間 |
連続通話時間 | 約2時間 |
バッテリー容量 | 360mAh |
電話帳 | 1000件(1件あたり3電話番号) |
リモートロック | ○ |
リモートロック代行サービス | ○ |
赤外線 | ○ |
ライトメール | ○ |
カラバリ | ブラック |
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