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スリム縦型に立体首振りも シャープが扇風機新製品を発表

2012年04月11日 17時06分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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回転羽根のないスリムな縦型ボディーの扇風機「プラズマクラスタースリムイオンファン」

 シャープは11日、扇風機の新製品としてプラズマクラスター搭載扇風機3機種を発表した。スリムな縦型ボディーや上下左右に首を振る機構を持つ製品など、斬新なラインナップとなっている。価格はオープンプライス。

 昨年夏にシャープは10年ぶりに扇風機の新製品を発売したとのことだが、電力不足による時ならぬ扇風機ブームにより、瞬く間に売り切れてしまったという。そこで今年はラインナップも拡充。空気清浄機などで定評ある技術を取り入れた製品を複数展開し、「長時間風に当たっても快適で、こもりがちな部屋の空気をきれいにする」といったポイントをアピールしていくという。

プラズマクラスタースリムイオンファン

プラズマクラスタースリムイオンファンは、ホワイト(左)とブラックの2色を用意

 新製品の中でも注目の機種が、プラズマクラスタースリムイオンファン(PJ-ETC1-W、-B)だ。高さ87cmのほっそりとしたボディーを持ち、一般的な扇風機のイメージとはほど遠い、スタイリッシュなデザインとなっている。ボディー下部にはトンボの羽根形状を応用したという送風ファン「ネイチャーウイング」を内蔵し、下部側面から取り入れた空気を、ボディー前面に縦向きで配置された6ヵ所の吹き出し口から吹き出す。ネイチャーウイングの送風ファンにより、最小運転時の動作音は約17dB、消費電力2.0Wという静音・低消費電力性能も実現している。

内部構造。下側にある黒い部分が送風ファンで、風は縦長ボディーの中をカーブを描いて吹き出す。上側右にあるのはリモコンで、未使用時は本体背面に差し込める

トンボの羽根からヒントを得たという送風ファン。吸気口は本体正面から見て右側の側面下部にある

 ファンから吹き出し口までの送風経路は、外に向かうにつれて広がっており、これによって風速を徐々に低下させることで、やわらかな風を送り出すとしている。一方吹き出し口自体は幅が狭いため、風を遠くまではき出せる。風の吹き出し方向は、上60度から下20度、左右は60、90、120度にスイング可能となっている。側面パネルは簡単に取り外せるので、内部の清掃も容易となっている。

操作ボタンは本体上部にタッチパネル式で用意されている

 シャープの差異化技術である高濃度プラズマクラスターイオン含んだ風を送り出す機構も搭載。室内清浄モードや衣類脱臭モードといった機能も備える。サイズは幅240×奥行き240×高さ870mm。重さは約4.0kg。ACアダプターで動作し、リモコンも付属している。予想実売価格は4万円前後で、発売日は5月15日の予定。

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