4月11日、蒼天はIT資産の棚卸を迅速に行なえるクラウドサービス「Webオンライン de 棚卸」の提供を開始した。1ヶ月単位で必要な台数だけ利用できるワンショット契約が可能で、1台800円という低価格を実現した。
Webオンライン de 棚卸はWebブラウザ(Internet Explorer)ベースの資産管理サービスで、従来のように資産管理ソフトを導入することなく、必要なときだけ、利用が可能になる。システム管理者は蒼天から発行されるIDとパスワードをユーザーに送付し、ユーザーは所定のログインURLをクリックすると、必要なインベントリ情報が自動的に収集される。収集は5~10秒程度で終了し、棚卸結果は台帳としてそのまま利用できるExcel形式で提供される。
収集可能なインベントリ情報はコンピュータ名や機種名、メーカー名、シリアルナンバー、ネットワークアドレスなどのハードウェア情報のほか、OS名、バージョン、サービスパック、プロダクトID、アクティベーションの有無、登録アカウントなどのOS情報、プログラムの追加と削除に表示されるソフトウェア情報、マイクロソフトやオートデスク製品のプロダクトIDなど。自社の管理番号や氏名、部署、設置場所など任意の情報を同時に収集することも可能。インターネットが導入されていれば、利用場所は問わないので、出向者や海外拠点や在宅勤務ユーザーでも棚卸可能になっている。
ActiveXコントロールを利用するため、対象はWindows OSに限られるが、ネットワークに接続された機器の自動検出にも対応するので、Windows以外のPCやプリンター、ネットワーク機器等の棚卸情報も追加することができる。夏以降にはiOSへの対応も予定している。2週間10台まで試用することが可能。
蒼天は2005年からエージェントレス型のPC管理システム「LogVillage」を販売している。今回提供されるWebオンライン de 棚卸は今までのノウハウを活かしつつ、低価格・短期間で導入できるよう、一から開発したものだという。