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春のきらめく一瞬を最新デジタル一眼レフで切り取れ! 第1回

ソニー「α57」の6つの素敵ポイントを写真100点超で見せます!

2012年04月09日 12時00分更新

文● 周防克弥

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素敵ポイントその1
とても優秀だった従来機とほぼ同じ撮像素子を採用

 撮像素子は有効画素数約1610万画素のAPS-Cサイズ「Exmor APS HD CMOSセンサー」を採用。ISO感度はISO 100からISO 16000まで1EV間隔で設定可能になっている。

 なお、α65は有効画素数約2430万画素で最高感度はISO 16000まで、α55は有効画素数約1620万画素でISO 12800まで設定可能だ。有効画素数こそα55よりも少なくなってしまったが、センサー自体の総画素数は1670万画素と同じであり、基本的な違いはないと思える。

感度別撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

ISO 16000

ISO 16000

 感度別に画質を見てみると、ノイズはISO 800から少しづつ目立ち始め、ISO 3200あたりから結構目立つようになる。ISO 6400からは僅かに偽色も発生し始めている。

 最高感度のISO 16000でもノイズはあるが、解像感はそれほど落ちず、実用性の高い記録が可能だ。感度を高くしても描写性が大きく崩れることがない。

素敵ポイントその2
デジタル一眼レフで重要なファインダーも強化

 基本的な撮影機能はα65に準拠したものとなっている。「オート(AUTO)」と「オートアドバンス(AUTO+)」の名称が同社のコンデジである「サイバーショット」シリーズで採用している「おまかせオート」や「プレミアムおまかせオート」に変更になったくらいで、サイバーショットを使ったことにある人なら違和感を感じることなく使えるようになった。

 α57でも従来モデル同様に「トランスルーセントミラー・テクノロジー」を採用。固定式の半透過型ミラーにより、ミラー駆動のない高速な撮影が可能だ。この構造のため光学ファインダーはなく、電子ビューファインダー(EVF)か背面液晶モニターによるライブビュー撮影が基本スタイルとなる。

EVFの表示は倍率の変更が可能。標準と最大を切り替えできる。最大にすると約144万ドットを使って表示、標準だと少し小さい125万ドットでの表示になる。最大ではメガネ使用時に四隅がけられてしまう可能性がある

EVFの表示は倍率の変更が可能。標準と最大を切り替えできる。最大にすると約144万ドットを使って表示、標準だと少し小さい125万ドットでの表示になる。最大ではメガネ使用時に四隅がけられてしまう可能性がある

α57のEVFの見え方。左が標準、右が最大倍率。標準と最大の違いはわずかだが、少しでも大きく見えたほうがいい

ちなみにこちらはα55のEVF表示。α57では一回り大きく見え、設定なども画面の外に表示されるのでかなりすっきりした

ちなみにこちらはα55のEVF表示。α57では一回り大きく見え、設定なども画面の外に表示されるのでかなりすっきりした

 背面の液晶モニターは3型(約92万ドット)とα55やα65と同等だが、EVFは0.46型で最大時に約144万画素のSVGA表示が可能になった。

 EVFはα55でも同じ0.46型144万画素の液晶パネルを採用していたが、有効部が0.43型115万画素だったので、α57では液晶を隅々まで使えるようになったというべきだろうか。

 実際、一回り大きく見えて極めて細かく見えるようになっているのはすばらしい。EVFでのライブビュー撮影になるわけだが、あくまで一眼レフなのでファインダー表示は大事だ。

 ちなみに、α65は約235万画素の有機ELファインダーを採用しており、α57ではスペックダウンである。

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