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代用DNSサーバーの停止に備えてチェックをしておこう

カスペルスキー、「DNS Changer」の無料駆除ツール提供

2012年04月06日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月5日、カスペルスキーはDNS設定を書き換えるマルウェア「DNS Changer」の無料駆除ツール提供を発表した。

不正なDNSサーバーでの名前解決を行なわせる「DNS Changer」の動作(同社Webサイトより)

 DNS Changerは、感染したPCの設定を変更し、ドメインネームサービス(DNS)の問い合わせ先を不正に構築されたDNSのサーバーに変更してしまうマルウェア。これにより、正規のサイトへ接続をしたくても、まったく異なるサーバーに誘導されてしまう。現在は不正なDNSサーバーを米連邦捜査局(FBI)が取り除き、代わりに正常に動くDNSサーバーを設置しているため大きな混乱は発生していないが、このDNSサーバーは7月以降もサービスを継続するとは表明されていない。

 カスペルスキーが無償配布するのは、DNS Changerおよびその亜種を発見し、駆除するツール。同社では、7月以降も正しくネットワークを活用できるよう、全ユーザーがDNS Changerの感染確認を行なうよう推奨している。

 ツールのダウンロードや詳細については、同社の特設サイトを参照のこと。

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