インターフェース類は基本を押さえた作り
USBは2ポート欲しい
TW3Aシリーズのインターフェース類は、本体左側面に集中配置されている。USB 2.0がひとつとHDMI出力、SDメモリーカードスロットなどが並んでいる。USBが1ポートというのは少ないが、Bluetooth 3.0機能を内蔵しているので、キーボードやマウスはそちらで使い、USBポートは明けておくという使い方も可能だ。ちなみに、同社ではドッキングステーション(ドック)との組み合わせも検討しているとのこと。本体下側にはそれ用のコネクターもある。法人需要を考慮すれば、ドックはぜひ発売してほしいアイテムだ。
ディスプレーはLEDバックライトを備える液晶パネルだが(パネル種類は不明)、視野角がかなり狭い点は気になった。横置き時の横方向は「少々狭いかな」という程度だが、上下方向の視野角が非常に狭く、ちょっと下方向から見ただけで画面のコントラストが潰れてしまう。タブレット型であれば、縦向きにして使うことも少なくないが、縦向きにすると横方向の視野角が狭くなるわけで、人に見せながら使えるタブレット型の利点を損なってしまう。同社のスレートPCには、視野角の広いIPS液晶パネルを採用した製品もあるが、コスト面の問題だろうか、TW3Aシリーズには採用されていないのは残念だ。
パフォーマンスは良好でUltrabook並み
SSD容量は少なめ
特徴であるパフォーマンスについて見ていこう。TW3A-A31C77Hが搭載するCPUは、Ultrabook用CPUでも最高速となるCore i7-2677M(1.80GHz)。ただしメモリーやストレージは少なめで、メモリー2GB、ストレージはSSD 32GBとなっている。メモリーが少ないので、搭載OSもWindows 7 Home Premium SP1の32bit版となっている。
まずはWindowsエクスペリエンスインデックスから。最低値は例によってCPU内蔵グラフィックス機能の「4.3」。CPUやストレージ性能も、スペックの割には低めだ。とはいえ、Atomのように実用に厳しいほどではない。「CrysitalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたが、SSDの速度も低めだ。Ultrabook並みのスペックを備えつつ価格を安価に抑えるために、性能面はやや低めで抑えた印象だ。
この連載の記事
-
第133回
PC
Skyrimも快適? GeForce内蔵Ultrabook ASUSTeK UX32VD -
第132回
PC
写真やゲームをより美しく見せるナナオの液晶 FS2333 -
第131回
PC
デジカメとスマホを手軽に連携する無線LAN SDカード FlashAir -
第130回
PC
無線とタッチで使い勝手が進化したペンタブレット Intuos5 -
第129回
PC
店頭モデルも4コアCPUに パワーアップしたLets'note B10 -
第129回
PC
小型でも強力GPU搭載のゲームPC Alienware X51を検証 -
第129回
PC
Ultrabookと一緒に持ち歩きたい 超小型マウス「Cube」 -
第129回
PC
14型のUltrabookはアリか? デザイン重視のENVY 14 SPECTRE -
第128回
PC
WiMAXモバイルルーターの決定版!? Aterm WM3600Rを試す -
第127回
デジタル
高速SSDで起動・復帰が速いUltrabook Aspire S3-951 - この連載の一覧へ