MSIが、インテルの新チップセットIntel 7シリーズを搭載する新マザーボードの記者説明会を都内で開催した。
Intel 7シリーズ搭載マザーボードの記者説明会をMSIが都内で開催。会場内には8モデルの新製品が展示されていた
より高品質、高OC耐性に進化
ASUSTeK、GIGABYTEに続き、MSIもZ77チップセット搭載マザーなどを多数公開。同社の独自機能、ミリタリークラス III、OC ジニー、クリックBIOS IIなどの機能を解説した。
Z77などIntel 7シリーズチップセット搭載モデルは、Z68チップセット搭載モデルに比べ、搭載機能がより進化している
ミリタリークラスIII
ミリタリークラスIIIは、MSI独自のの品質基準で、搭載するコンポーネントすべてが「MIL-STD-810G」規格をクリアすると第三者機関に証明されている。2010年のミリタリークラス、2011年のミリタリークラスIIに続く2012年の新基準で、これはX79チップセット以降の製品に採用されている。
固体コンデンサー、高効率フェライトコア(SFC)、あらゆる環境下で安定した性能を発揮するキャパシター(Hi-c CAP)など高品質コンポーネントを採用。そのうえ、MOSFET4個分に匹敵する大電流を一つのチップで流せる電源回路DrMOS IIを採用。DrMOSと比べ抵抗値が26%ダウンしているという
OCジニーII
基板上に設置されたボタンを押すだけで簡単にオーバークロックできるのがOCジニーIIだ。これを有効にすると、Windowsの起動なら約253%の高速化、3Dゲームのパフォーマンスは約145%向上する。
ボタンを押すだけで簡単にオーバークロックできるOCジニーII
MSI 7シリーズで新たに追加されたマイOCジニー。これはBIOSで各種オーバークロック設定を保存できるようにしたもの
クリックBIOS II
UEFIシェルとWindowsアプリで同じ操作ができるようインターフェースが統一されている。タッチパネルにも対応
オーバークロック設定を3つまで保存でき、ネット上で他人の設定をダウンロードして流用したりもできる
その他の機能
転送速度32GB/秒を誇る新世代インターフェースPCI Express Gen3に対応
アナログPWM回路に、デジタルPWM回路同様コマンドベースでの制御をプラスしたハイブリッド・デジタル・パワー
そのほかにも2つのBIOSを選べるマルチBIOS IIや、状態監視用のデバッグLEDなど、多彩な機能を搭載する
会場内にあった8モデルをチェック
発表会では、参考出展を含めて計8モデルが公開された。Z77チップセット以外にも、H77、B75搭載モデルを確認できた。近日発売となるであろうそれらの製品を一挙に紹介しよう。
参考出展のハイエンドマザー「Z77MA-GD80」。価格は未定
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Z77チップセット搭載の「Z77A-GD65」。予価は1万8800円前後
Z77チップセット搭載の「Z77A-GD55」。予価は1万5500円前後
Z77チップセット搭載の「Z77A-G45」。予価は1万3800円前後
Z77チップセット搭載の「Z77A-G43」。予価は1万1800円前後
H77チップセット搭載の「ZH77A-G43」。予価は9800円前後
B75チップセット搭載の「B75A-G43」。予価は8800円前後
Z77チップセット搭載のMicro ATXマザー「Z77MA-G45」。予価は1万2800円前後