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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 ― 第108回

スマホをGPSロガーにして写真にジオタグを付ける技

2012年03月28日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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GPSなしカメラならiPhoneを活用する

 GPSの付いていない一眼レフなどを利用する場合は、別にGPSデータと時刻を記録する必要がある。GPSロガーという専用製品も人気だが、ここはコストを抑えて手持ちのスマートフォンを活用しよう。iPhoneの場合は「Geotag Photos Pro」が使いやすかった。350円の有料アプリで、表記は英語だが、「REC」と「STOP」ボタンを押すだけの簡単操作なので迷わず使えるだろう。

「Geotag Photos Pro」を起動したら「New trip」をタップしてログの名前を付ける。「REC」をタップすれば記録が始まる記録が始まった。この状態でホームボタンを押し、ほかのアプリを利用することも可能。「Autolog」でGPSの取得間隔を設定できる

 このアプリでGPSログの記録を開始すれば、後はほかのアプリを利用してもいい。バックグラウンドできっちり動作してくれる。ただし、大きなアプリをいくつも起動すると、バックグラウンド動作の「Geotag Photos Pro」が終了してしまう。ほかのアプリに切り替える前に、「Geotag Photos Pro」を起動し、動作していることを確認しよう。

 GPSを受信する間隔は30秒~1時間の間で設定できるが、あまり頻繁にチェックしても意味がない。5~10分程度で十分だろう。それでも、通常使用時と比べてバッテリーの消費は大きくなる。ほかのアプリを使ったりしていれば、どんどんバッテリーがなくなっていく。画面を暗くしたり、ほかのアプリを使わないように心がけたい。そんな手間が面倒なら、充電器やモバイルバッテリーを用意しておこう。

 GPSの感度はぼちぼちというところ。屋外であれば問題ないが、少しでも屋内に入ると取得できなくなる。電車での移動時もミスすることが多かった。また、何が原因か屋外でもまったくGPSが効かなくなることがあり、この場合は端末の再起動で元に戻った。

GPSを取得できないと画面のようなメッセージが出る。見晴らしのよい場所に移動しよう。屋外の場合は、少し移動せずに待ってみる

 今回はテストでSIMの入っていないiPhone 4でも動作させてみた。問題なく動作したので、機種変更で使わなくなった端末で利用してもよさそう。そうすれば、バッテリーの消費もあまり気にせずに済む。

 自宅に帰ってきたら、iPhoneからGPSのデータをアップロード。続けて自分のメールアドレスを入力してデータのURLを受け取る。そのリンクを開き、まずはアカウントを作成。ログインするとGPSのデータが表示される。「Geotag Photos Pro」はJavaで動作するアプリを提供しており、一眼レフで撮影した写真にジオタグを付けることができる。

リンクを開き、「run the application」をクリックする
「Geotag Photos」が起動したら、写真を読み込み「Geotagging」をクリックすると、写真にジオタグが付けられる
「Your trips」を開くと、GPSデータを.gpx形式でダウンロードできる

 ジオタグを付けた写真を「Picasa」に読み込んでみる。すると、選択した写真を撮影した場所が右側の地図に表示されるようになる。撮影場所が地図で表示されるのは、なかなか楽しいもの。自分がその場にいて撮影したので、いろいろと記憶が蘇ってくるのだ。選択を解除すれば、そのフォルダ内の写真を撮影した場所すべてにピンが表示される。このピンをクリックして、写真を選択することも可能だ。

「Picasa」はジオタグを認識し、撮影場所を表示できる

 「Picasa」から「Picasaウェブアルバム」に写真をアップロードし、ウェブ上で利用することもできる。「Picasa」と同様に撮影場所を表示でき、地図上のサムネイルをクリックすれば拡大される。外出先やほかの人のPCでも自分の旅行記を披露できるので、旅行後には準備しておきたい。

写真を表示すると撮影場所を確認できる。地図を大きく表示するには「マップを表示」をクリックする地図を見ながら写真を鑑賞できる

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