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Microsoftが若きエンジニアをサポートする理由 ― 第1回

Googleマップ上で、みんなの盛り上がり度が分かる「気持ちボタン」

起業で世界とつながりたい──Crisp佐貫氏

2012年03月30日 11時00分更新

文● 編集部、語り●佐貫 僚、遠藤 諭、写真●小林 伸

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分析する立場から、参加する立場に変わりたかった

遠藤 「それじゃあ本題に入りましょうか。まずは佐貫さんが、今どういうビジネスを立ち上げようとしているかとか、そんな話題がいいですよね」

佐貫 「位置情報を使ったスマホのビジネスなんですけれども。その前に、根っこというか、ここに至るまでの道筋についてお話したいと思います。実は私、所謂“インターネット業界育ち”ではなくて、違う畑の人間で、もともとは社会学者になろうと考えていたんです」

遠藤 「ほぉ……。じゃあまさにあれだ」

佐貫 「そうですね。さっきの三浦さんの話なんか、まさにピッタリ当てはまります。そのまま続けていたら、そんな本を書いていたかもしれない」

遠藤 「社会学者になりたかった、と」

佐貫 「はい、なりたかったです」

遠藤 「そんなにいいもんじゃないと思うよ(笑)」

佐貫 「ちょっとグサリときてますけど(笑)。僕は1981年生まれで、ちょうど思春期の頃に宮台真司さんや上野千鶴子さんが大活躍していた世代です。彼らが混沌とした1990年代をスパスパっと斬っていく姿に憧れを感じて、大学に入って研究者になった。

 ただ自分たちの世代“が”──いや自分たちの世代“も”かな、よく考えていることだと思うんですけども、単に世の中を分析するだけじゃなくて、世の中に対して実際に働きかけていきたいっていう思いが強かったんです」

遠藤 「そう思ったキッカケは? 研究に没頭するのもいいんじゃないですか?」

佐貫 「(研究は)面白いですね」

遠藤 「だって、世の中が変わるときにはそういうニーズがあるから、そういう人たちの仕事が注目されたわけでしょ? しかも面白いんだとすると、どんな心境の変化があって今みたいに起業する結果になったんですか」

佐貫 「……じっとしていられなくなった、ということなんだと思います。“未来はこうなる”ではなくて、本当にやりたいのは“未来に対して自分ができること”を考えたいってことなんじゃないかと……」

遠藤 「1990年からゼロ年代にかけていろいろなことが激変していて、それはそれで面白いし興味を持っていたんだけれども、ただ見ているだけじゃなくて、実際に参加したかった……みたいな感じなのかなぁ?」

佐貫 「そうですね」

遠藤 「なるほどね」

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