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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第107回

SNSにアップする写真を「室内で」キレイに撮る技

2012年03月21日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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静かな飲食店ではシャッター音とフラッシュは避けたい

 レストランやバーなど、落ち着いた飲食店ではフラッシュはNGだ。シャッター音もマナー違反と感じる人が多いので極力抑えたい。とはいえ、バーで飲んでいて、高い酒にチャレンジする時は撮っておきたくなるのが人情というもの。そんな時は、iPhoneなら端末下の穴を指で塞いで撮影しよう。相当音を小さくできる。ちなみに、おしぼりなどで全体を塞いでも消音効果は小さい。指でがっちり押さえるのがコツだ。ただ、Android端末の中には、スピーカー部分を塞いでもほかの部分から音が漏れる機種もある。その場合はこの手は使えない。

スピーカー部分を指できっちり塞いで撮影すれば、シャッター音を抑えられる

 シャッター音を小さくする、もしくは消すことのできるアプリが公開されており、人気を集めている。ただし、ほとんどのアプリは端末のディスプレイと同じ解像度でしか撮影できないことは覚えておこう。しかも標準のカメラ機能もほとんど利用できないことが多い。この手の有料アプリを購入する際は、評価をよくチェックしてからにしたほうがいいだろう。

静音カメラアプリは純正カメラアプリの性能を引き出すことはできない

 どうしても音を消したいなら、やっぱりコンパクトデジタルカメラが欲しいところだ。シャッター音を消せるうえ、スマートフォンと比べてレンズとセンサーが大きいのでやっぱりキレイ。1~2万円もあれば、十分な性能の製品が購入できる。最新の高機能モデルでも3万円前後で手が届くモノも多い。

 今回撮影に利用したのは2台。パナソニックの「LUMIX TZ30」は、世界最薄ながら光学20倍ズームを搭載するカメラで、解像度は1410万画素と高いのが特徴。最高感度はISO6400まで対応し、高感度域でもノイズを抑えられる。もう1台は、ニコンの「COOLPIX AW100」。約10mの防水機能を持ち、アウトドアでもがんがん利用できるのがウリだ。

 コンパクトデジタルカメラで撮影するなら、シャッター音をオフにしておけば、あとはオートで撮るだけ。スマホのカメラとは段違いの写真が手軽に撮れる。iPhoneならISO感度が800くらいからノイズが気になり始めるが、今時のコンデジならISO 1600でも十分実用的な写真が撮れる。

パナソニックの「LUMIX TZ30」。実売価格は3万5000円前後

ニコンの「COOLPIX AW100」。実売価格は2万8000円前後

設定でシャッター音をオフにしておく。写真は「AW100」

iPhone 4Sで撮影した写真。ISO 800

「TZ30」で撮影した写真。オートで撮り、ISOは1600

参考のために、一眼レフ(Canon EOS Kiss X3)で撮影した写真。こちらもオートでISOは1600

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