オンキヨーは19日、世界で初めて第2世代Core i7プロセッサーを搭載した「スレートPC」など、タブレットやノートパソコンの新製品を発表した。
スレートPC TW3A-A31シリーズ
タブレット型のスレートPC新製品として発表された「TW3A-A31」は、スレートPCとしては世界で初めて、第2世代Core i7プロセッサーをCPUに採用したタブレット型パソコンである。市場で流通しているスレートPCは、Atomプロセッサーを搭載する製品がほとんどで、Windows 7を動作させる際のパフォーマンスが不足しがちである。その点TW3A-A31シリーズは、上はUltrabookと同じCore i7-2677M(1.80GHz)から、下はCeleron 867(1.30GHz)を搭載することで、Windows 7を快適に動作させるだけの性能を備えている。
また、公式にサポートされているわけではないが、Windows 8のConsumer Preview版も動作しており、Windows 8の動作検証用スレートPCとしても適するとしている(照度センサーなど一部機能で問題が確認されているとのこと)。
製品ラインナップは3機種で、ハードウェア仕様違いは搭載CPUのみである。ディスプレーはLEDバックライト内蔵の11.6型/1366×768ドットで、マルチタッチに対応したタッチパネル機能を備える。メモリーは2GB、ストレージは32GBで、OSにはWindows 7 Home Premium SP1 32bit版を搭載している。
サイズは幅299×奥行き209×高さ18mm。質量は約1.09kg。バッテリーは約6.1時間とされている。販売は同社直販サイト「オンキヨーダイレクト」または法人チャンネルを通じて行なう。価格はオープンプライスで、直販サイトでの販売価格は以下のとおり。発売時期は4月上旬の予定。
TW3A-A31シリーズのラインナップ | |||
---|---|---|---|
製品名 | CPU | 直販価格 | |
TW3A-A31C77H | Core i7-2677M 1.80GHz | 11万9800円 | |
TW3A-A31C73H | Core i3-2367M 1.40GHz | 9万4800円 | |
TW3A-A31E87H | Celeron 867 1.30GHz | 8万4800円 |
Ultrabook DR6Aシリーズ
オンキヨー初のUltrabookとして、「DR6A-US31」シリーズが発表された。Ultrabookとしては大きめの14.0型/1366×768ドットのディスプレーを搭載しながら、質量を約1.69kgに抑えている。バッテリー駆動時間は約8.6時間。本体サイズは幅332×奥行き228×高さ15.8~19.3mm。ボディー天板にはヘアライン加工を施したアルミ合金を採用。底面には強度と軽さに優れたマグネシウム合金を採用するなど、デザインと軽さの両立にも注力してる。
CPUにはCore i7-2637M(1.70GHz)を搭載。メモリーは4GB、ストレージは128GB SSDを採用している。OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bit版を搭載する。
またUltrabookの仕様からは外れるが、同じボディーにCore i3-2367M(1.40GHz)と500GB HDDを搭載した廉価版「DR6A-AS31」シリーズも同時に発表された。サイズや重さはUS31と同等で、バッテリー駆動時間だけがやや短い約8.2時間となっている。同社ではこの製品を「スリムブック」と称している。
US31/AS31の両機種ともに、Office Home and Business 2011をプレインストールした製品もラインナップされる。販売は同社直販サイト「オンキヨーダイレクト」または法人チャンネルで行なわれる。価格はオープンプライスで、直販サイトでの販売価格は以下のとおり。発売時期は3月下旬の予定。
DR6A-US31/AS31シリーズのラインナップ | ||||
---|---|---|---|---|
製品名 | CPU | ストレージ | Office | 直販価格 |
DR6A-US31C7 | Core i7-2677M 1.80GHz | SSD 128GB | Officeなし | 8万9800円 |
DR6A-US31C7B | Office有り | 11万4800円 | ||
DR6A-AS31C3 | Core i3-2367M 1.40GHz | HDD 500GB | Officeなし | 5万9800円 |
DR6A-AS31C3B | Office有り | 8万4800円 |