このページの本文へ

テレビCMはUl「虎」book!? インテルがUltrabookの施策を説明

2012年03月14日 19時01分更新

文● ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 インテルは14日、東京都内にて記者説明会を開催し、昨年に製品が登場したノートパソコンの新カテゴリー「Ultrabook」のマーケティング施策について説明した。

テレビCMで不思議なダンスを披露している「虎」のキャラクター(中央)と、インテル代表取締役社長の吉田和正氏(左)、同社マーケティング本部長の山本 専氏(右)

 同社代表取締役社長の吉田和正氏は、スマートフォンが普及しタブレット端末が広がりを見せている現在でも、パソコンはネットを利用したユーザー体験の中心であるとともに、ユーザーの期待も高いと説明。Ultrabookは「軽い・薄い」だけでなく、新しいユーザー体験への要求をしっかり捕まえる製品であるとしている。

Ultrabookは新しいユーザー体験をもたらすものと、インテルは強調している。パソコンの歴史を振り返ると、CD-ROMと動画、無線LANによるモビリティーといった新しい体験をもたらしたものと、同次元にあるという

 また、Ultrabookはノートパソコンを革新する長期的なビジョンを背景に、今後も革新を続けるという。2012年には今以上に洗練されたデザインと優れた応答性を備える製品が登場。将来的にはタブレットの機能や特性が、Ultrabookにも取りこまれていくという。

Ultrabookが目指すユーザー体験。薄い軽いはあくまで要素のひとつであり、パソコンそのものをより使いやすく便利にするのが本質にある

2012年には、現在よりも洗練されたUltrabookが登場。2013年以降はUltrabookのビジョンを体現した製品が登場してくるという

 Ultrabookのマーケティング施策については、無線LAN搭載パソコンの普及拡大に成功した「Centrinoモバイル・テクノロジ」の際の規模を凌ぐキャンペーンを展開するとしている。

Ultrabookのマーケティングキャンペーンの要素。展示会や店頭でのプロモーションにも力を入れるという

すでに放映中のテレビCM。「虎」が宇宙で不思議な踊りを踊るという変わったCM。インテルのウェブサイトでも見られる

 すでに「虎」をイメージキャラクターとした風変わりなテレビCMが放映されているが、テレビCMだけでなくYouTubeやSNSを使った施策も展開。Ultrabookという新カテゴリーを周知させるための店頭プロモーションも幅広く展開するという。特に消費者が実際に手に取ってその良さを実感するための、体験イベントを増やしていくという。

Ultrabookの店頭プロモーションのイメージ。一般的な家電量販店やパソコン販売店では、ノートパソコンはテーブルの上に置かれて自由に各面を見ることは難しいが、Ultrabookは天面や側面、背面もデザインされた製品が多いので、スタンドで浮かせて回転させるといった展示がありうる

ワールドワイドでは、ラッパーのwill.i.am氏を起用して、氏がUltrabookとともに世界を巡るというコンテンツが展開されている。すでに公開されている第1回の舞台は東京

 ちなみに、Ultrabookの定義については明文化された規定を見ることがないが、会見ではこの定義についても簡単に説明された。曰く、第2世代のCore iプロセッサーを搭載した上で、「薄型軽量であること。厚さが0.8インチ(21mm)未満、(高速起動のための)Intel Rapid Start Technologyまたは同等の機能に対応、7秒以内の起動」といった条件があるとのことだ。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン