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Apple Geeks ― 第75回

日本語版「Siri」の一歩進んだ活用法を考える

2012年03月09日 12時00分更新

文● 海上忍

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 本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。

 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。

 「iOS 5.1」がリリースされ、音声アシスタント機能「Siri」が待望の日本語対応を果たした。当コラムをお読みのiPhone 4Sユーザーなら、すでにあれこれ試していることだろう。Siriとの言葉のキャッチボールは楽しいもので、つい時がたつのを忘れてしまうが、実用されてこその機能だ。今回は、日本語版Siriの意外な使い方を紹介したい。

iOS 5.1で実現された、Siriの日本語対応。OS X Lionのテキスト読み上げ機能で設定できる女性ボイス、「Kyoko」と聞き比べてみるのもいいだろうSiriの設定画面で言語に「日本語」を選択しておく

口述筆記に使う

 Siriに日本語で話しかけると、マイクから入力された音声データはインターネット上のどこかへと転送され、数秒後にテキストデータとしてiPhone 4Sにフィードバックされる。実際には、ある程度の前処理をiPhone 4S側で行なうなどしているのかもしれないが、機能の詳細は明らかにされていないので推測に過ぎない。なお、Siriの機能に関連があると推測されるNuance Communicationsの技術に関しては、過去のインタビュー記事を参照いただきたい(関連記事)。

 フィードバックされたテキストデータは、Siriの画面を閉じるまでアクセスできる。画面を上方向にスクロールさせれば、直前に話した内容を確認できるし、タップすれば内容の編集も可能だ。アプリ使用時には、スペースキー左横のマイクボタンをタップすれば、「メモ」などの編集画面に直接テキストを取り込める。

 この機能を応用すれば、口述筆記に活用する道も見えてくる。主な注意点は、以下の4つだ。本連載のリード文を音読したところ、ほぼ完璧に再現できていることからしても、「Siriで口述筆記」は十分現実的だと思う。

  • Siriを閉じるとテキストデータが失われる
  • ロック画面から起動すると編集もコピーもできない
  • 「、」は「てん」など記号類の発音には規則がある
  • アプリから利用するときは、日本語キーボードに切り替えたあとマイクボタンをタップする

連載のリード文を読み上げたところ、驚異の精度で認識された。記号類に注意すれば、口述筆記にも使えそうだ「メール」などのアプリからSiriの機能で日本語入力することも可能

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